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日本語文法の説12 形態分析

2019-06-20 | 日本語文法

日本語文法に形態論の考え方をいれると、国語文法が仮名の分析であるところを、本来は仮名文字の音節でなくとも国語分析は音韻論で可能とする、それを、音所表記を用いて、日本語文法はアルファベットで分析する。形態論は音韻の単位である音素を用いる。そのことは形態が意味の最小形式である分析のことを意味するが、言語をとらえて、音声によるものをどのように見るか、発音記号にするか、その言語における音韻符号によるか、日本語では国語による仮名の音節単位を分析の方法としてきた。すると、文法には語を単位とすることがあるので、音韻と音節、音素と語となると、国語の捉え方には仮名文字と自立語付属語の分析が学校文法で進められて、そこにある詞辞による伝統的な見方が、より分かりよくなるという文法理解の現象があった。文法は理論である、それを言語現象から帰納したものと、その法則を演繹するとらえかたと、そのいずれをも文法分析の手法とする。そこにはその理論の立場を持つことが望まれる。よって立つべき理論においてわたしたちの言葉を説明し理解する。形態レベルは統語レベルと絡み合って区別するものではないが、文法分析に立場の統一が必要である。




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