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次官の大罪

2017-06-10 | 新語・社会現象語
事務次官は、キャリアと呼ばれる高級官僚、最高位のポストにある。その権力は、ひとたび権力としてふるうと絶大である。実質的な最終決定権を有するので、それに従うものの、府省内外にわたる人的資源、調整能力には逆らえるものではない。その事務次官は、省の長である大臣を助け、省務と、外局にかかる事務を整理し、部局と機関の事務を監督することが職務である。国家行政組織法第18条第2項、その官僚機構においてなしえたことは国家を動かす。その任にあって、キャリアと呼ばれる高級官僚の最高位のポストであるから、得た権威、権力は組織内のものである。その地位にあったものが、ひとたび得た行政上の遂行経過における調整上の協議事項は、それを漏らすことによって、それに従った部下官僚の多くに及ぼす背任行為として現れる。その長の責任の交代で秘密は保たれてきたものであるから、それが暴かれると、組織内の信頼が崩れて省庁の役人たちの責任を部下がもろにかぶり始めることになる。メディアがやんやと騒ぎ、そこに議員たちが官僚の組織にある文書を入手して世間に公表しだすと、政治は崩壊する一途を見せる。いま起こりつつある事態に下級官僚は気づくことができないので、権威、権力の恐ろしさを身に沁みる結果となる。

ウイキペディアより
>事務次官等は、キャリア官僚の出世レースのゴールであり、一般に同期入省又は後年入省の事務次官が誕生するまでに、同年次のキャリア組は退官し、省内に唯一残った最古参のキャリア官僚が事務次官となる。ただし、法務省および外務省は例外である(後述)。
おおむね、行政職、法律職又は経済職の国家公務員採用I種試験(旧上級甲試験)を通過して省に採用された事務官のキャリアが事務次官に就任する。任期は存在しないが、慣例的に1年から2年とされており、それまでに勇退(依願退職)して後進に譲る慣行である。

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