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勘違いしない 雨もよい

2016-03-04 | 勘違いしやすい日本語
もとは、あまもよい であるが、その、もよい に、もよう この文字に、模様を充てたことによる。花模様、縞模様、この語をもって連想するのは文様である。その一方で、雨模様と言えば、雨の文様を見るごとく、雨の降る様子となろう。空模様、雪模様、それぞれにイメージがある。この語を、もよい 名詞の下に付けて、その物事のきざしが見えること、今にもそのことが起こりそうであるさまを表わす、として、雪もよい、雨もよい、花もよいなどを挙げる。催字を当ててその意味内容とする。あまもよい と言う発音でしっかりととらえていると、勘違いすることはない。雨が降る様子のあることである。


あま‐もよう〔‐モヤウ〕【雨模様】

「あめもよう」に同じ。
あめ‐もよう〔‐モヤウ〕【雨模様】
1 雨の降りそうな空の様子。あまもよう。「雨模様の雲」
2 雨が降っているらしい様子。あまもよう。「山間部は雨模様らしい」
[補説]1が本来の意味。2は新しい意味で、近年はさらに「現に雨が降っている」意にも使う。
文化庁が発表した平成22年度「国語に関する世論調査」では、「外は雨模様だ」を、「雨が降りそうな様子」の意味で使う人が43.3パーセント、「小雨が降ったりやんだりしている様子」の意味で使う人が47.5パーセントという結果が出ている。



https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/060.html
雨模様になる」は正しい?
2000.08.01

「雨もよう」や「荒れもよう」の「もよう」は、「今にもそうなりそうな様子」をあらわす和語の「催い(もよい)」が変化したものです。このため、「~となりそうな状態」の時に用いるのが本来の用法ですが、今では雨が降っていたり天候が荒れていたりする状況を説明する場合にも、「~もよう(模様)」という表現がよく使われるようになりました。地域や時間帯によって、モザイク模様のように雨が降っていたり降らなかったり、天候が荒れていたりいなかったりする状態を「時間的」「空間的」にまとめて表現するには便利なことばで、辞書でも新しい用法を認めるものが出始めました。こうした動きを受けて、「雨もよう」「荒れもよう」という表現について、すでに小雨が降っていたり、天候がやや荒れていたりする場合にも放送で使ってよいことにしています。ただし、その場合は、雨や風の様子など具体的な記述を心がけるようにしています。また、意味があいまいで解釈が分かれる表現なので、天気予報では使いません。

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