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淑徳

2018-01-10 | 日本語百科
愛知の語源は何か、淑徳の意味の変遷はあるか、大学とはそもそも四書五経ではなかったか。四書は、大学 中庸 論語 孟子、五経は、詩経 書経 礼記 易経 春秋 である。大学と中庸はもともと礼記の一章を独立させたもの。さて、淑徳隠匿と書いてきたことがある。淑徳の語義調べで、並べてみよう。

日本国語大辞典より

しゅく‐とく 【淑徳】  解説・用例  〔名〕  婦人の上品でしとやかな徳。婦人の美徳。
*文華秀麗集〔818〕中・侍中翁主挽歌詞〈嵯峨天皇〉「戚皇繁華歇、皇家淑徳収」
*思出の記〔1900〜01〕〈徳富蘆花〉六・六「学問もあり淑徳もあり」
*あめりか物語〔1908〕〈永井荷風〉旧恨「教育あり淑徳(シュクトク)ある妻や娘は冷い道徳の人形のやうに見えて来て」
*漢書‐王 伝「以 淑徳 累世為 周氏太師 」

字通より

字形形声
声符は叔(しゆく)。叔に淑善の意がある。〔説文〕十一上に「 く湛(す)むなり」とあり、水の清湛の意とするが、人の淑善の意に用いる。

金文の「不弔」は〔詩〕にもそのままの字で用いられており、〔小雅、節南山〕「不弔昊天」を旧訓に「昊天(かうてん)に弔(あは)れまれず」とよむが、「不淑なる昊天」あるいは「昊天に淑(よ)しとせられず」とよみ、不幸の意。〔 風、君子偕老〕は国君夫人の死を悼むもので、「子の不淑なる 云(ここ)に之れを如何せん」とはその不幸を嘆く意である。

訓義
[1] すむ、水が清らかにすむ。
[2] よい、しとやか、うつくしい。
[3] 俶と通じ、はじめ。
熟語
【淑懿】しゆくい  善良。
【淑郁】しゆくいく  香気。
【淑胤】しゆくいん  よい子孫。
【淑婉】しゆくえん(ゑん)  しとやかであでやか。〔宣和画譜、六、人物二、阮 〕畫を善くし、工(たく)みに人物を寫し、特に士女に於て を得たり。 そ纖 淑婉の態、毫端に (あつま)り、 (ことごと)く 域(こんいき)(奥処)に到る。
【淑媛】しゆくえん(ゑん)  才徳のすぐれた女。〔後漢書、列女、曹世叔の妻の伝〕(女誡、七)淑 順の人の (ごと)き、則ち能く義に依りて以て好を篤(あつ)うし、崇恩以て結 す。
【淑化】しゆくか  よい教化。


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