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語彙と研究2

2019-08-11 | 日本語語彙
語彙と研究2
 字通によれば語彙の、彙字は、訓義に、はりねずみ を言う。説文解字にある解説は、そこに豪猪と見える。やま‐あらし 山荒であるが、古辞書の訓によると、毛虫でもある。その字義に、あつまる あつめる たぐい とあって、その意味を持つ。語彙は、したがって、語の集まりである。
 語彙を、音韻、文法とともに、国語学の3大分野にして語彙論を行ってきた。音韻論、文法論となると、それぞれに個別の論の特徴が見えて、ただ音韻、語彙、文法と並べた分野別であるが、これを音韻、文法、語彙としてその並びに説明をした、この語彙を3つ目に並べる意味を、>なお比較的後進的な分野である。意味論は現在も方法論の模索が行われている状態  という、築島裕氏の説明にある。いささか古い思い出に、1968年の学生のころ、氏の国語学の教科書を読んだように記憶するが、語については、語の構成、音の変換、語源の方法などを知るところであった。なお、築島裕執筆する、日本大百科全書の解説、国語学 こくごがく による。https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E5%AD%A6-63747 


字通より
彙 13画 2790

異体字    [蝟] 15画 5612

字音 イ(ヰ)
字訓 はりねずみ・あつまる
同訓異字 あつまる・あつめる
字形象形
〔説文〕九下に「蟲なり。豪豬(がうちよ)に似たるなり」とあり、はりねずみをいう。字形について、「*(てい)に從ひ、胃の省聲」とするが、胃の字形とは関係がない。はりねずみが身を丸めている形。〔説文〕は別に形声字の蝟をも録する。
訓義
[1]はりねずみ。
[2]蝟は胃声に従い、集める意がある。あつまる、あつめる、たぐい。
[3]*(い)と声義近く、しげる、さかん、うつくしい。
古辞書の訓
〔篇立〕彙 ツラヌ・タグヒ・ツラネタリ・トモガラ・ムラガレ 〔字鏡集〕彙・蝟 カハムシ・ツノムシ・ウクロモチ・クサヰカキ(ナギ)・アツマル・ムラガル・トモガラ・タグヒ・クサス・ヒク


国語学
築島 裕
ISBN978-4-13-082001-1
発売日:1964年05月01日判型:A5ページ数:344頁
内容紹介
本書は,東大教養学部での講義経験にもとづき国語学について一通りの概観を与えることを目標としてまとめられた.音韻,文字,文法,語彙,敬語,文体,方言,日本語の系統,国語学の生いたち,国語問題の10章.



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