都知事の会見で、データを示したかのポーズで、50代問題を強調していた。感染と重症者の率が世代に移っていくという見方だったのであるが、何かしら、目隠しようにデータを利用しての目くらましをするような言い回しであった。どうも東京都の会見には話題をそらしていく術を感じてしまったのだが、いかんせん、その真実がつかめない。感染症対策と言いながら、傷口を広げるような、そのように見せかけるのではないが、実際にそうであるというふうにして、たとえて、治療してよくなる、傷が治った方は評価していかないで、悪い方ばかりを見せつけるような印象である。さてそれはどういうことかとわからないままに、つまり、何があるのか、なにがないのか、ということがわからないでいた。都民はこうして、巨大な組織に目が行き届かないのか。そこに、門田氏の主張をユーチューブで見た。ワクチンで重症、死者の率が高かった80代の率が変わって、高齢者のワクチン普及が数字を変えて現れてきた効果を説明していた。新型コロナに対する人々の対策は政府をはじめ現場の努力で成果を上げているという見方である。若者に注意をしてきた感染、そのウイルスを高齢者、家族に持ち込むことがないようにということは、すでに7月の時点で高齢者への投与が成果を上げ始めているのであるから、若者が新型コロナウイルスにかかっても回復していくプロセスがあるので、状況は大きく変化しつつあるようである。風邪を引いた程度の若者に感染症はリスクが低いと、少々、乱暴な言い方でなのであるが、ワクチン接種率による普及があるので、相対的なデルタ株の感染の強さをどう抑え込むかが次のステージになってきているようである。そうか、ここに、50代問題などどと目先を変えようとしているのだろうかと、早合点をしてしまうのも、あながち、的外れではあるまい。たしかに状況を分析してどうすれば対策になるかを、都知事の会見ではさっぱりわからないことであったから、休養して選挙に顔出しして、会見に出てきて、数字を見るだけの小池節の劇場を演出しているのだから、日本の恥という門田氏の言いを、東京都の失態を見せる、これからのOlympicゲームに無観客は都の混乱を抑え込んだかの様相で平穏さを見せつけるのだろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=OtkRfVIKm6E
【門田隆将】東京五輪“無観客”で日本は世界に恥をさらす！【WiLL増刊号#572】
32,391 回視聴2021/07/11
