現代日本語「誤」百科 788 その揚げ句の果てに を、例題にしている。
ひもとく 日本「誤」百科 というコラムに、日本語新百科をこしらえようとして、日本語はどうなっているかと、日本語百科を書いてしまいました。コラムの著者には解説を簡潔に書いていくという制約があるでしょう。ご苦労を思いつつ、このようなブログを書くきっかけをくださって感謝いたします。
「誤」百科 788 その揚げ句の果てに を、例題にしている。
慣用句を正しく使うべきだと説明する。
あげくのはて という言い方が、慣用句の決まった形だとしている。に をつけるのは文法的には問題ないが、慣用句の使い方として受け入れにくいそうだ。
この用例の場面、文脈によって、に をつけていることがあるので、表現上の文体など、目的の に をつけると内容にちがいがあるだろう。
この例題だけでは判断しにくいが、その とあるので、何かを列挙してのこととなる。
だからこの場合は、挙げ句の果てに となっていると思われる。
なお、表記の揚げ句は発句に対する挙句とするものが多い。挙句が、あげく、となって、おわりに という意味も持つようになったので用法がこの語を用いたそれまでの文また句が、次の文また句へかかる働きがある
次に用例と、この慣用句の説明を引用する。
>会議中に居眠りに携帯電話、挙句の果てに折り紙をする国会議員
集合住宅からごみ投げ捨て、あげくの果てにソファーまで=江西
Y! 【社会ニュース】 2011/03/28(月)
>「どういうつもりか分からないが、エスカレートしてきた」、「あげくの果てにソファーとは、あまりにも非常識」との声が出た。
あげくのはてに【あげくの果てに】
【例文】
徹夜で仕事をし,あげくの果てに体をこわして一週間寝込んでしまった
He worked on the project all night and ended up getting sick and having to spend a week in bed.
口論し,あげくの果てに乱闘を始めた
In the end the argument turned into a fistfight.
さんざんこき使われて,あげくの果てにしかられたんだ
After being made to work like a slave I got a scolding to boot.
あげく【揚句・挙句】
よく考えたあげく招待を断った
He declined the invitation after thinking it over carefully.
彼は長い病気のあげくに亡くなった
He died after a long illness.
提供元:「プログレッシブ和英中辞典」
あげ‐く【挙(げ)句/揚(げ)句】
1 連歌・連句の最後の七・七の句。→発句(ほっく)
2 終わり。結果。末(すえ)。「苦労した―が失敗とは情けない」
3 (副詞的に用いて)結局のところ。その結果として。現在では、連体修飾語を上に付けて用いることが多い。「さんざん迷った―買ってしまった」
挙げ句の果て
「挙げ句2」を強めた言い方。最後の最後には。とどのつまり。「口論が続き、―殴り合いのけんかになった」
提供元:「デジタル大辞泉」
「挙げ句2」を強めた言い方。最後の最後には。とどのつまり。「口論が続き、―殴り合いのけんかになった」
挙げ句の果てに近い言葉→挙句|成れの果て|奇祭の果て/鍋かむり祭の殺人|悪夢の果て|世界の果て|猟死の果て|長い夜の果てに|時の果ての世界|友よ、戦いの果てに|祭りの果て、郡上八幡
あなたも使っていませんか? 日本人が「9割間違える」日本語 - Google ブック検索結果
books.google.co.jp/books?isbn=4569679366
本鄉陽二 - 2012 - Foreign Language Study
挙句の果てに成功した〇挙句の果てに失敗した「挙句」とは、結局、終わりの意。「の果て」がっくことで意味が強まり丶最後の最後にという意味で、良くない結果の話をするときに使われます。したがって、「挙句の果てに破産した」は正しくても、「挙句の果てに大金 ...
ひもとく 日本「誤」百科 というコラムに、日本語新百科をこしらえようとして、日本語はどうなっているかと、日本語百科を書いてしまいました。コラムの著者には解説を簡潔に書いていくという制約があるでしょう。ご苦労を思いつつ、このようなブログを書くきっかけをくださって感謝いたします。
「誤」百科 788 その揚げ句の果てに を、例題にしている。
慣用句を正しく使うべきだと説明する。
あげくのはて という言い方が、慣用句の決まった形だとしている。に をつけるのは文法的には問題ないが、慣用句の使い方として受け入れにくいそうだ。
この用例の場面、文脈によって、に をつけていることがあるので、表現上の文体など、目的の に をつけると内容にちがいがあるだろう。
この例題だけでは判断しにくいが、その とあるので、何かを列挙してのこととなる。
だからこの場合は、挙げ句の果てに となっていると思われる。
なお、表記の揚げ句は発句に対する挙句とするものが多い。挙句が、あげく、となって、おわりに という意味も持つようになったので用法がこの語を用いたそれまでの文また句が、次の文また句へかかる働きがある
次に用例と、この慣用句の説明を引用する。
>会議中に居眠りに携帯電話、挙句の果てに折り紙をする国会議員
集合住宅からごみ投げ捨て、あげくの果てにソファーまで=江西
Y! 【社会ニュース】 2011/03/28(月)
>「どういうつもりか分からないが、エスカレートしてきた」、「あげくの果てにソファーとは、あまりにも非常識」との声が出た。
あげくのはてに【あげくの果てに】
【例文】
徹夜で仕事をし,あげくの果てに体をこわして一週間寝込んでしまった
He worked on the project all night and ended up getting sick and having to spend a week in bed.
口論し,あげくの果てに乱闘を始めた
In the end the argument turned into a fistfight.
さんざんこき使われて,あげくの果てにしかられたんだ
After being made to work like a slave I got a scolding to boot.
あげく【揚句・挙句】
よく考えたあげく招待を断った
He declined the invitation after thinking it over carefully.
彼は長い病気のあげくに亡くなった
He died after a long illness.
提供元:「プログレッシブ和英中辞典」
あげ‐く【挙(げ)句/揚(げ)句】
1 連歌・連句の最後の七・七の句。→発句(ほっく)
2 終わり。結果。末(すえ)。「苦労した―が失敗とは情けない」
3 (副詞的に用いて)結局のところ。その結果として。現在では、連体修飾語を上に付けて用いることが多い。「さんざん迷った―買ってしまった」
挙げ句の果て
「挙げ句2」を強めた言い方。最後の最後には。とどのつまり。「口論が続き、―殴り合いのけんかになった」
提供元:「デジタル大辞泉」
「挙げ句2」を強めた言い方。最後の最後には。とどのつまり。「口論が続き、―殴り合いのけんかになった」
挙げ句の果てに近い言葉→挙句|成れの果て|奇祭の果て/鍋かむり祭の殺人|悪夢の果て|世界の果て|猟死の果て|長い夜の果てに|時の果ての世界|友よ、戦いの果てに|祭りの果て、郡上八幡
あなたも使っていませんか? 日本人が「9割間違える」日本語 - Google ブック検索結果
books.google.co.jp/books?isbn=4569679366
本鄉陽二 - 2012 - Foreign Language Study
挙句の果てに成功した〇挙句の果てに失敗した「挙句」とは、結局、終わりの意。「の果て」がっくことで意味が強まり丶最後の最後にという意味で、良くない結果の話をするときに使われます。したがって、「挙句の果てに破産した」は正しくても、「挙句の果てに大金 ...