どうもありがとう、と入れたくなるチャットAIに、無料サービスの段階であれこれということはできないかもしれないだろうが、さりとて20ドルを払うには用途を決めてからだろう。
なぜありがとうと言いたくなるか、無茶ぶりにも忍耐強いAIである。
メディアの紹介番組にはChatAIのいわばしゃべり方をあれこれというようなものばかりで、あまり深ぼりはないから気になるコメントを一つ取り上げて言えば、学生と見える若者が利用の制限、教育場面での禁止するような議論について、グーグルを使って調べたりするのと変わりがないから制限だの禁止だの訳が分からないというようなことを言っていたのがあった。
これは言い得たり、Z世代ならそういう感覚で、この学生と思しき意見はコンピュータ、スマフォ、タブレット端末と時代を経て、いま情報の取り方に慣れたものの的を射たものである。
ちなみにグーグル検索で、ほかの検索機能は調べる向きがあって、グーグルの機能で言えばであるが、サイトを繰って10ページぐらいを見るとコンピュータの速さで大まかなところをキーワードに沿ってひとわたりサイトの頭出し、情報元を見ることになる。
そこからみわたしていくか、絞り込み検索をかけるかによって、いわば必要とするものが見つかるかどうかを学習することになる。
スマフォでそれをすると、サイトの発信元、URLを取らないようであるから、目的に短絡しての利用法となる世代とちょっと違うかもしれないが、それを考え合わせれば、ChatAIの回答はそのままそっくりである。
こころみに、質問に同じ文言を繰り返し回答をもらって、それは10回ほどやったのだが、まあ、同じことを何度も聞いてくるなと怒ってこないから、少しずつおしゃべりの違うところで、回答文字数の程よい設定で、トランスフォーマーは繰り返して同じことをまとめてくるのがわかる。つまりは検索サイトで似たりよったりを見続けるのと同じことである。