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現代仮名遣いの約束ごと

2017-06-20 | 日本語の謎、なぞ
現代仮名遣いは表記を決めている。仮名書きをする場合の音韻は揺れのあるものがあるので、それをただそうとする、また、統一しようとする、その原則を示している。いわば、日本語の正書法である。これを仮名書きだけのもとすると、カタカナの表記に揺れがあるので、外来語発音を音韻でとらえるのは、統一が困難である。漢字表があり、仮名表があれば、ローマ字表もありそうな、現代仮名遣いであるが、音韻による発音は、この定める表記でとらえられる。昭和21年から40年を経て、前書きに示されるところ、本文、凡例を、約束ごととして知るべきである。たとえば、次のような起債である。 >6 次のような語は,オ列の仮名に「お」を添えて書く。

例 おおかみ おおせ(仰) おおやけ(公) こおり(氷・郡△) こおろぎ ほお(頬*・朴△) ほおずき ほのお(炎) とお(十)

いきどおる(憤) おおう(覆) こおる(凍) しおおせる とおる(通) とどこおる(滞) もよおす(催)

いとおしい おおい(多) おおきい(大) とおい(遠) おおむね おおよそ

これらは,歴史的仮名遣いでオ列の仮名に「ほ」又は「を」が続くものであって,オ列の長音として発音されるか,オ・オ,コ・オのように発音されるかにかかわらず,オ列の仮名に「お」を添えて書くものである。



http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19860701001/k19860701001.html

現代仮名遣い
内閣告示第一号

一般の社会生活において現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころを、次のように定める。なお、昭和二十一年内閣告示第三十三号は、廃止する。



昭和六十一年七月一日
前書き

1 この仮名遣いは,語を現代語の音韻に従つて書き表すことを原則とし,一方,表記の慣習を尊重して一定の特例を設けるものである。

2 この仮名遣いは,法令,公用文書,新聞,雑誌,放送など,一般の社会生活において,現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころを示すものである。

3 この仮名遣いは,科学,技術,芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。

4 この仮名遣いは,主として現代文のうち口語体のものに適用する。原文の仮名遣いによる必要のあるもの,固有名詞などでこれによりがたいものは除く。

5 この仮名遣いは,擬声・擬態的描写や嘆声,特殊な方言音,外来語・外来音などの書き表し方を対象とするものではない。

6 この仮名遣いは,「ホオ・ホホ(頬)」「テキカク・テッカク(的確)」のような発音にゆれのある語について,その発音をどちらかに決めようとするものではない。

7 この仮名遣いは,点字,ローマ字などを用いて国語を書き表す場合のきまりとは必ずしも対応するものではない。

8 歴史的仮名遣いは,明治以降,「現代かなづかい」(昭和21年内閣告示第33号)の行われる以前には,社会一般の基準として行われていたものであり,今日においても,歴史的仮名遣いで書かれた文献などを読む機会は多い。歴史的仮名遣いが,我が国の歴史や文化に深いかかわりをもつものとして,尊重されるべきことは言うまでもない。また,この仮名遣いにも歴史的仮名遣いを受け継いでいるところがあり,この仮名遣いの理解を深める上で,歴史的仮名遣いを知ることは有用である。付表において,この仮名遣いと歴史的仮名遣いとの対照を示すのはそのためである。




> 日本語音声の謎
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