現代日本語の音韻と国語の音韻と、音韻論で展開するその方法論には、いくつかの立場を見ることができる。日本語の音韻には現代言語学の音韻論が影響する。国語の音韻には、漢字による音韻が基本となる。そこには中国の音韻学が研究対象としてある。音韻は世代継承が特徴である。日本語音韻には音韻史としての捉えかたがある。したがって、現代日本語音韻論を行うにはその音韻の基本となる分析を継承するかという課題がある。しかし一方でまた、漢語を伝統にした考え方は漢字の音韻で日本語音韻を明らかにした国語に対して、英語を入れた言語分析が言語学を標榜して日本語の音韻を説明する現代の風潮である。学的立場としてのことは認められる理論ではあるが、日本の音韻の説明には難しい理論である。日本語音韻には研究対象としての国語であるか、現代日本語であるか、そのいずれかを踏まえながら議論をする必要があろう。
次は、ウイキぺディアの説明である。
>日本語の音韻は、日本語において別々の音と分析される抽象的な音の全体である。これらの音韻は一つの体系をなす。
日本語東京方言の音韻体系、また、音声学的に見た実際の発音(単音・連音)を中心に説明する。
日本語は典型的なモーラ言語であり、長母音や語末に /ɴ/ のある音節は2モーラと数える。各モーラがおおむね同じ時間になるように発話される。例えば、「ヨーロッパ」(/joRroQpa/) という単語は5モーラである。
服部四郎の解釈では(音素/'/を認め、引き音素を認めない場合)、日本語のモーラは以下のいずれかに属する。
CV (子音+母音)
CjV (拗音。母音は /a/・/o/・/u/ のいずれか)
V・/ɴ/・/Q/ (長音・撥音・促音)
>モーラ、モラ(mora)とは、音韻論上、一定の時間的長さをもった音の分節単位。古典詩における韻律用語であるラテン語のmŏra(モラ)の転用(日本語における「モーラ」という表記は英語からの音訳であり、「モラ」という表記はラテン語からの音訳)。拍(はく)と訳される。
日本語の多くの方言においても同様である。日本語の仮名1文字が基本的に1拍である。ただし、捨て仮名(「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」「ゃ」「ゅ」「ょ」「ゎ」といった小書きの仮名)は、その前の仮名と一体になって1拍である(たとえば「ちゃ」で1拍。拗音も参照)。一方、長音「ー」、促音「っ」、撥音「ん」は、独立して1拍に数えられる(これが「音節」と異なる主な点である)。音節単位で見るなら、長音は長母音の後半部分を、促音は長子音の前半部分を切り取ったものであり、撥音は音節末鼻音や鼻母音をモーラとしたものといえる(鼻母音は基になる母音+「ん」の2モーラになる)。
次は、ウイキぺディアの説明である。
>日本語の音韻は、日本語において別々の音と分析される抽象的な音の全体である。これらの音韻は一つの体系をなす。
日本語東京方言の音韻体系、また、音声学的に見た実際の発音(単音・連音)を中心に説明する。
日本語は典型的なモーラ言語であり、長母音や語末に /ɴ/ のある音節は2モーラと数える。各モーラがおおむね同じ時間になるように発話される。例えば、「ヨーロッパ」(/joRroQpa/) という単語は5モーラである。
服部四郎の解釈では(音素/'/を認め、引き音素を認めない場合)、日本語のモーラは以下のいずれかに属する。
CV (子音+母音)
CjV (拗音。母音は /a/・/o/・/u/ のいずれか)
V・/ɴ/・/Q/ (長音・撥音・促音)
>モーラ、モラ(mora)とは、音韻論上、一定の時間的長さをもった音の分節単位。古典詩における韻律用語であるラテン語のmŏra(モラ)の転用(日本語における「モーラ」という表記は英語からの音訳であり、「モラ」という表記はラテン語からの音訳)。拍(はく)と訳される。
日本語の多くの方言においても同様である。日本語の仮名1文字が基本的に1拍である。ただし、捨て仮名(「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」「ゃ」「ゅ」「ょ」「ゎ」といった小書きの仮名)は、その前の仮名と一体になって1拍である(たとえば「ちゃ」で1拍。拗音も参照)。一方、長音「ー」、促音「っ」、撥音「ん」は、独立して1拍に数えられる(これが「音節」と異なる主な点である)。音節単位で見るなら、長音は長母音の後半部分を、促音は長子音の前半部分を切り取ったものであり、撥音は音節末鼻音や鼻母音をモーラとしたものといえる(鼻母音は基になる母音+「ん」の2モーラになる)。