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構文、統語、文章  日本語の文法について  その44

2013-06-05 | 日本語文法
構文、統語、文章  日本語の文法について  その44

品詞から構文へとはいわない。構文を見据えて品詞を捉えるから構文にすでに議論がある。語を品詞分類することはあまたある言語現象のその言語における単語の一つ一つを分類することであったから、それは品詞と構文とのあいだでいわば行き来がある。言語研究が長くそれを追求していたかに見えるが、それをやめてしまったとしたら、言語研究は新たな地平に立っていることになる。

形態から統語へというのは、その新たな地平にあってのことだろうか。そもそも形態をとらえるのは言葉を使うことにおいて言語を音声と見る考えがスタートにあって、それは音声言語の一次資料、文字言語の二次資料という見方があるからであるが、それをもとに言語音声による法則を導き出そうというものであった。そこには文がなかったのであろうか、語だけで意味はどうであったか。

そこで文章としたのは何か。これは文から文章へとなるところ、品詞でもない、形態でもない、文がスタートにあってそれを複数にした文章があって、文から文章なのであるが、その文には文としての規定がないとすれば、文以下の単位になるものを想定して、まるで順序が大単位から小単位へと考えるようなことだけれど、そこにあるのは句ということになる。

それでは句から文章へとなるわけだが、この句もまた語ではないのだから、それは句と句が文になるように、語と語とが句になることから、単位体の繰り返しを見れば、やはり小単位体から中単位体、そして大単位体への構造を捉えることになるのではないか。そのような単位体の文章を見ると語から文章へと言ってしまっていいのかもしれない。




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