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文章を単位に 240507

2024-05-07 | 日本語文章




 
日本語文法、日本語文章、日本語表現をキーワードにする過去記事が見えたる、見えなくなったりしている。カテゴリー、ジャンルに分類されていても検索はヒットしない。記事数のこともあるだろうし、カテゴリの似たようなネーミングにもある。
 投稿総数8800件余のうちの何件になるか。
文章をキーワードにすると、次のカテゴリーがある。
 日本語文章
 日本語文章論
 文法文章論
 日本語文法文章論

日本語文章文法論の実践に挙げたなかで、それ以外のタイトルにあるものをあとに引用する。

日本語文法文章論
2014/02/25
日本語文法文章論 文章
2014/02/26

 日本語
 2017/02/01
 文法
 2017/02/02



日本語文法は文の単位に論を作ってきて、橋本文法では文節をその下位単位とした。文法家は学校文法に採用された文節による主語述語の構成また要素を批判してきた。

そこには文節を用いる有効性を否定しかねない議論がある。文節が分節によるもであることを知ると、その音韻の区切りは文法議論に意味をとらえていることになる。
分かち書きをしない日本語に自立する語と付属する語とを一つのまとまりとし、一区切りとしたことは日本語文法の単位を明らかにしたので、その功績は認めるところである。

その単位に学校文法が自立語付属語を用いたために、その語の単位に、自立すると、付属すると、ふたつを取り混ぜて違ったものを一つに説明してしまったことが学校文法をわかりにくくしてしまったのであるが、もとより、語を語以下の単位で接頭語、接尾語としてしまったのも、同じような扱いであったために、説明が難しくなった。
伝統的に語をとらえるのは、詞であり、辞である。あえて言えば、自立詞、付属辞とでも言っていればよかったのである。
文節にはもともと、詞と辞の考えがあったのであるが、学校教育用の文法として漢文語法の詞と辞の論を避けたようである。

日本語文法を現代語文法で分析するには文節の単位、語の単位、語以下の単位と分けることができる。
語以下の単位は接辞として扱うようになったのは、日本語音韻を仮名文字から発音単位にまで分析するからである。

接辞には、そのうちに、助辞という国語の文法では助詞に相当する単位を設ける。
語は助辞をともなった単位で析出するのが考えよいが、これは文節の単位に相当すると気づかされて、分節は意味の区切りで言えば語であるし、それを語として扱えば、文節と言わなくても済むが、すでに文節と分節と分かりにくくなること、この上ない。

この考え方を進めれば、文節という用語は、言語の時間的展開つまり線状性を見て分節単位にする作業であったのである。
その分節は次に国語でいう品詞分解を行うことになるが、ここにも付属語と同様に助詞、助動詞という呼び方で、品詞をそのまま用いたことで、国語文法の語の単位は品詞でまとめられることになる。

名詞、動詞、形容詞をはじめ、助詞、助動詞にいたるまでにわけられる。
文法はその上で文の単位を分析してきたのである。
文を分節に分け品詞に分けてその相互の関連を説明としてきた。
この単位は学校文法の論理に主語と述語の関係をとらえて体系化するのにその基幹となっている。

文において語と語以下の単位をひとつにする。それは文を分解して文節の単位に相当するものに分ける。日本語を分かち書きにしたものである。語は、語になる詞と、語以下の辞とを単位とする。語に意味をとらえると、詞は、そのままで意味を表し語となるし、また辞は、そのままで意味を表そうとすると詞と辞とまとまって語となって、語と語との関連で意味を表すことになる。辞には文法的意味としての働きがある。文と語、文には文節があったが、それには詞辞の構成を考え、自立する語の品詞をそのままに考えることになる。

語と語以下の単位を扱うのは文法の形態論議である。語より上の単位である文を扱うのは日本語文法文章論である。


日本語文法の単位は語、文、文章である。文法を一義的にとらえて文の法であるとするとその単位には文がある。
日本語文法が伝統文法として文を単位としたことは近代の文法学の成立によることである。しかしそれも、単位として見ていくと文であるよりは句であることがまずある。

文法ではなく句法の述語があるゆえんである。これには語法があって日本語の語の法則には漢語の影響があることが分かる。
漢文法のうちに述べられることなので、国語の文法には新たな概念となって語法が捉えられることになる。
言葉遣いの規則としての文法であったり、言葉の使い方としての表現法であったりする。

それでは語法があり句法があり文法がありして文章法はあるのかとなるとそれはあったのである。
語法の辞書義のように、語が文を構成する上での法則とするところ、文が文章を構成する上での法則である文法に対して、それこそ、文法ではないところの、日本語の文章法研究のように、言葉の使い方、文の表現方法として文章法を述べることがある。

誤った文章法となれば、それは表現のあやまりを文章規則に照らして説明するようなことである。
作文法、表現法、文章法である。文章をそのように捉えることは文法の上にさらに日本語の法則が働くと人々が考えるからであって文章を単位として意識していることにある。

いま文章を単位とすることはすでに語、文、文章とすることの説明を取り上げてきているが、その内容は語が文を作る文法は捉えられても文が文章を作ることは自明として説明することはない。
文の原理を述べれば文章はその論理を表しているとするからである。あるいは文を文の複合体と捉えることなく文の集まりが文章であるとする説明ですませることが多いからである。
文が複数あればそれは文章である。そのときに文章という用語でとらえるものは、何であるか。
文章による作品となれば、小論、エッセイ、作品、小説、物語、評論文、解説文などなどの及ぶところである。
それを文章としてひとくくりするのは、なぜなのか。

文章のとらえ方には文の集まったものという考え方と、文章としてのまとまりを論理また思想において認めようとするものとしての考え方とがある。そこにある文章をその統一体としてとらえる見方に文章の法則を見ようとするものといってよいだろうか。
そこには文法がある。
日本語の文法は、その文章のとらえ方に法則を見出しているものであるが、それは文の法則で説明できるとしてきた。
ここに日本語文法文章論を述べようとするのは、その文法則をまた、文章の法則からとらえなければならないことがあるとするからである。

文章を単位として日本語文法を見る。
文章は文と複数の文によって構成される。
文が句と語によって構成される。
語はその単位によって詞と辞で構成される。
このように見ていくと、日本語の文法はその単位においては下位単位から上位単位までにその法則によって関係構成をしていくとみることができる。
文章は文と文によって構成されるとだけ言ってもよい。



日本語とは何か。文法とは何か。文章論とは何か。文法文章論をどうとらえるか。日本語文法と日本語文章論とを合わせるのは何か。
その概説をおこなう。まず日本語について、にほんご、にっぽんご、いずれを読みとすするか。日本語はそのままに、漢字表記が日本語である。それを呼称して、にほんご にっぽんご と読み慣わしてきたのは、近代以降である。
もとより読み仮名をもって音韻である音節発音を、にほんご としても、それは、にっぽんご とも、漢字表記を当てて理解する。
その逆の、にっぽんご としても、それはにほんご とも、漢字表記して日本語ととらえている。
日本語の呼称が近代以前では、どうであったか。その証拠となるものは、漢字表記であったとして、確たる証とすべきはない。日本という国号において合わせるならば、それには、やまと を当てて訓読みをしていたと思われるから、それをもって、読み仮名を見るわけではないので、大和語として、日本語を、やまとことば と呼んでいたか、それも定かではない。
近代になる幕末の外国との交渉過程で、NIPPONでありながら、ヤマトとは言わなかったようである。



文法は文の法則である。文は話し手、書き手によることばのまとまりである。そのまとまりは文において主語、述語の役割をもっている。文の主語、述語はことばとことばを関係させて文の意味内容を構成する。主語、述語の関係は述語のことばである動詞が主語である名詞と構成する。その動詞が表わそうとする意味によって主語と述語として文を構成する。述語の品詞には動詞に典型を見ることになるが、そのほかに形容詞の活用による動詞的用法、また名詞による述語的用法があり、それぞれ述語を分類して文の種類となる。

述語によって文の主語を見ると、述語があらわす動詞に対応して動作、作用、現象、そして存在を意味内容とする。述語があらわす形容詞の動詞的用法に対応して状態、性質、そして、そのものが持つ属性を意味内容とする。述語的用法に現われた名詞に対応して、同定、措定、定義説明を要する名詞の意味内容が関係構成する。それを話し手また書き手がどのように述べるかを陳述するものである。文は、この基本文をもとに派生する文型がある。教育文法のモデルを用いて基本文を示せば次のようになる。動詞の存在を表す文を、ともに示す。…wa…ga構文と呼ぶものについて、基本文の種類と関わる文の成分の分析がそれぞれ必要となる。

 
 述語の品詞には動詞 → N1は N2だ  N1は N2である 
 形容詞の動詞的用法 → Nは A -i (Φ)  Nが A -i (Φ)  Nは na-A(だ)  Nが na-A(だ)
 名詞の述語的用法  → Nが V-u (Φ)   Nが V-aux. aux: auxiliary verb

 存在を表す文 → N1にN2が います/あります 動詞:居る 生物・静物、有る 無生物・動物

 …wa…ga構文   典型例文:象は鼻が長いことよ  象は鼻が長いのです




https://www.youtube.com/watch?v=Mj2M3WP95Xo
1020回 移民を入れたら経済成長しない!バイデンは間違っている
髙橋洋一チャンネル
17万 回視聴 9 時間前




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