現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

日本語教育史

2013-06-13 | 日本語教育の歴史
歴史は史による記録である。シカン、史の官はまた、フヒト、文人である。史学なら、歴史のできごとは始まりがあって、そのもとをたどる作業となる。日本語教育の始まりと、それを記録したのは誰か、それを思うと、歴史を作るのはまた誰であるかと、ふと思う。史官がいて文書があって、そこに史観を見ることにもなる。日本語教育史となると、国内での日本語教育と、海外での日本語教育と、そのかかわりを持つところというふうに、日本語を教えた、日本語を学んだ、というところをとらえることになる。出来事には布教があり、漂流があり、使節交流がありして、留学がある。そして経済、技術の展開に共生による市民社会の出現がある。時代を据えて学んでみようと思うのは、西洋人の日本語発見、外国人の日本語研究史、杉本つとむ著、講談社学術文庫1856である。文庫版、2008年1月、原本は、1989年、創拓社刊。


内容紹介を講談社ブッククラブのサイトから。
 http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1598562
 
西洋人の鋭い観察眼と真摯な探究心  
16世紀~19世紀、生きた日本語の精緻な記録

1549年に来日したサヴィエル以降、ポルトガル・ロシア・オランダなどの人びとが、布教や交易、漂流民との交流等を通じて日本語に触れた。彼らは、口語と文語の使い分けや敬語など複雑な構成の日本語を、鋭い観察眼で分析し、精緻な辞書を作りあげた。それは、方言や俗語など当時の生きた日本語の貴重な記録でもある。彼らの真摯な研究成果と、日本語観・日本人観を紹介する。


目次は次の通り。
第1章 吉利支丹の世紀と日本語の世界
第2章 魯西亜人とその日本語学
第3章 オランダ人とその日本語学
第4章 J・J・ホフマンとその日本語学
第5章 十九世紀ヨーロッパの東洋学者と日本語学
第6章 幕末、宣教師と日本語研究




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。