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原発再稼働「考えられない」 大津地裁、事故対策遅れ指摘 中日新聞トップ記事、見出しである。20141128
リードには、
滋賀県などの住民らが、関西電力の大飯原発3、4号機(福井県おおい町)と高浜原発3、4号機(同県高浜町)=いずれも運転停止中=の再稼働差し止めを求めた仮処分の申し立てで、大津地裁(山本善彦裁判長)は二十七日、「現時点で差し止める必要性はない」として、却下する決定をした、
とある。
中段の見出しに、トヨタ、円安でも輸出減 海外生産増 アベノミクス誤算 とある。20141128
記事には、
二年前の安倍政権の発足以降、トヨタ自動車の自動車輸出台数が減っている、
とある。
認知症もろい診療態勢 「急患対応困難」94% 長寿研全国調査 20141128
記事には、
認知症の人が急なけがや病気で搬送され治療を受ける場合に、全国アンケートに応じた救急病院の94%が対応は困難だと感じていることが、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)などの調査で分かった、
とある。
本美濃紙 無形遺産に決定 ユネスコ、手すき伝承評価 20141128
>パリで開かれた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は二十六日(日本時間二十七日未明)、「和紙 日本の手漉(すき)和紙技術」について、事前審査機関の勧告通り、無形文化遺産に登録することを決めた。
「本美濃紙(ほんみのし)」(岐阜県美濃市)、「細川紙(ほそかわし)」(埼玉県小川町、東秩父村)を、既に登録済みの「石州半紙(せきしゅうばんし)」(島根県浜田市)と一括で登録し直して「和紙」とする。政府間委員会は、伝統的技術が、地域や教育現場での取り組みにより世代を超えて受け継がれている点を評価した。
中日春秋
2014年11月28日
「核」の字の中には「亥(い)」つまり「猪(いのしし)」がいる。今年一月に逝去した詩人・吉野弘さんは三十年余前、「漢字喜遊曲・亥短調」なる詩を発表した
<核の中の亥/物の核心に亥がひそむ/細胞核には遺伝をになう猪/原子核には原子力をになう猪/いずれも今は人に飼いならされているけれど/いつまで、おとなしくしていることか>
飼いならしたはずの「核の中の亥」が猪突猛進(ちょとつもうしん)すれば、どうなるか。原発をめぐる訴訟では現状追認の判断が目立ったこの国の裁判所も、福島での惨禍を目にして大きく変わったのだろう
福井の住民らが関電の大飯原発運転差し止めを求めた訴訟では、五月に「再稼働は人格権の根幹を具体的に侵害する恐れがある」という画期的な判決が出された
それでも原発再稼働こそわが信念とばかりに進み続けてきた政府に、またも裁判所が警鐘を鳴らした。滋賀などの住民が大飯・高浜原発の再稼働差し止めを求めた仮処分申し立てについて裁判所はきのう、住民の求めを退けつつも、「事故への備えが進んでいない現状で再稼働が認められるとは到底考えられない」と指摘した
これでもなお政府は再稼働への歩みを止めないのだろうか。吉野さんには、こんな詩もある。<「正」は「一」と「止」から出来ています。/信念の独走を「一度、思い止(とど)まる」のが/「正」ということでしょうか。>
原発再稼働「考えられない」 大津地裁、事故対策遅れ指摘 中日新聞トップ記事、見出しである。20141128
リードには、
滋賀県などの住民らが、関西電力の大飯原発3、4号機(福井県おおい町)と高浜原発3、4号機(同県高浜町)=いずれも運転停止中=の再稼働差し止めを求めた仮処分の申し立てで、大津地裁(山本善彦裁判長)は二十七日、「現時点で差し止める必要性はない」として、却下する決定をした、
とある。
中段の見出しに、トヨタ、円安でも輸出減 海外生産増 アベノミクス誤算 とある。20141128
記事には、
二年前の安倍政権の発足以降、トヨタ自動車の自動車輸出台数が減っている、
とある。
認知症もろい診療態勢 「急患対応困難」94% 長寿研全国調査 20141128
記事には、
認知症の人が急なけがや病気で搬送され治療を受ける場合に、全国アンケートに応じた救急病院の94%が対応は困難だと感じていることが、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)などの調査で分かった、
とある。
本美濃紙 無形遺産に決定 ユネスコ、手すき伝承評価 20141128
>パリで開かれた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は二十六日(日本時間二十七日未明)、「和紙 日本の手漉(すき)和紙技術」について、事前審査機関の勧告通り、無形文化遺産に登録することを決めた。
「本美濃紙(ほんみのし)」(岐阜県美濃市)、「細川紙(ほそかわし)」(埼玉県小川町、東秩父村)を、既に登録済みの「石州半紙(せきしゅうばんし)」(島根県浜田市)と一括で登録し直して「和紙」とする。政府間委員会は、伝統的技術が、地域や教育現場での取り組みにより世代を超えて受け継がれている点を評価した。
中日春秋
2014年11月28日
「核」の字の中には「亥(い)」つまり「猪(いのしし)」がいる。今年一月に逝去した詩人・吉野弘さんは三十年余前、「漢字喜遊曲・亥短調」なる詩を発表した
<核の中の亥/物の核心に亥がひそむ/細胞核には遺伝をになう猪/原子核には原子力をになう猪/いずれも今は人に飼いならされているけれど/いつまで、おとなしくしていることか>
飼いならしたはずの「核の中の亥」が猪突猛進(ちょとつもうしん)すれば、どうなるか。原発をめぐる訴訟では現状追認の判断が目立ったこの国の裁判所も、福島での惨禍を目にして大きく変わったのだろう
福井の住民らが関電の大飯原発運転差し止めを求めた訴訟では、五月に「再稼働は人格権の根幹を具体的に侵害する恐れがある」という画期的な判決が出された
それでも原発再稼働こそわが信念とばかりに進み続けてきた政府に、またも裁判所が警鐘を鳴らした。滋賀などの住民が大飯・高浜原発の再稼働差し止めを求めた仮処分申し立てについて裁判所はきのう、住民の求めを退けつつも、「事故への備えが進んでいない現状で再稼働が認められるとは到底考えられない」と指摘した
これでもなお政府は再稼働への歩みを止めないのだろうか。吉野さんには、こんな詩もある。<「正」は「一」と「止」から出来ています。/信念の独走を「一度、思い止(とど)まる」のが/「正」ということでしょうか。>