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2022年ロシアのウクライナ侵攻　ロシアいうところの軍事作戦が米露戦争の様相を増している。となるようなことだが、米国およびNATO連盟は対ロシアを標的にする状況となったのは予測を超えるいわば蛮行になる残虐さ、ひどさからだろう。いつからか。ロシアは侵攻を理由付けしてNATOの境界が迫ることを嫌っていた。ウクライナの動向は2014年ミンスク合意から変わってきたのであるからプーチンが1人戦争を始めたかのように見えないネオナチがヨーロッパ全体にあるという論理となった。ロシアのゆく手を阻むのはすべてナチズムと言う。まるでゲームにおけるＶＲのようなことに、そう見えるとしたら、プーチンは何と戦っているのか。こうも毎日メディアで戦線の爆撃映像をリアルタイムに見せられていると、その恐怖の裏返しにプーチン心理が透ける。ロシア内では情報統制があるからこれを知る人々は１人もない、ということらしいが、表向きに情報操作のその結果の支持率の高い軍事作戦となっているらしい。ロシア人民がそれを知りえない、兄弟と呼ぶ隣国をせん滅しようとする惨状を、大本営発表の戦果を見ることそのものは、これは戦争ではないので報道されないことをもって軍の行動を知らされるのは宣伝工作ばかり。時を経て2か月をこえたそこに兵士が帰還するというのも、その多くは戦死して帰ってくるとなると、この作戦の継続の成否が問われることになろう。地続きの境界を戦うありさまを日本国民は沖縄戦でも経験したと言えるが、沖縄での本土進攻を戦争と知る人たちと空襲による爆撃を経験した人と、広島、長崎で原子爆弾を目の当たりにした人々と、当然として戦地に赴いて戦った兵士と、時間経過によるあまりにもかけ離れた現実ように見えるわけではないのに、すぐにも起こりそうな脅威を周囲の状況からではとらえることをこの国で人々はしない。