280209思い遥か 天津の思い

天津に出かけている日本語教師が二人、春節休みで一時帰国して訪ねてくれた。
それぞれ２年の契約で、当地にも慣れたようで元気そうで何よりだった。

聞けば天津はマイナス15℃とかの気候で厳冬期になっていた。
こちらから休暇明けに戻ればその気温差はまた身にしみるだろうか。

春は早いので3月にもなればすぐにも気温が上昇して花が咲き始める。
そうすれば桜も咲く季節が目前となり、大陸の内陸気候は変化がおとずれる。

話を聞けば学生たちとの日本食事会が楽しそうだった。
和食がいいとかでのり巻きを作って、な、なんとクラスがやってきての大パーティーだったようだ。

日本語を学習していながら日本人との会話をするチャンスがないというのも授業をする方としては切ないものだ。
学生を率いた交流会を実現するかというような話をしてみて、これまた準備のかかることである。

2時間をアッと過ごして、報告を聞いてしゃべっていたのはわたしだから、なんとも申し訳ない。
中国での日語教師専家は1984年に北京滞在であったから、その思いに駆られてついつい、繰り言になるかな・・・

天津は大学での出張講義を、南開大学、交流提携の推進を天津大学で行った思い出がある。
この両大学はキャンパスを隣接するところにあって、北洋大学が南開大学の地に，いわば、入り込んできたのである。

その天津大学には1993年であったか、どのように交渉が始まったか、隣へどうぞと、お誘いがかかったと記憶するが、まさに壁のないときのできごとからである。
講義に出張して南開大学に滞在をしたときに、それは豊橋技術科学大学と天津大学との交渉であった。

提携の交渉はそれからすぐにも進展して、ひさしくして国際交流を豊橋の地に呼び込むことになる。