それは何かといえば、他愛もないことに、百貨店の売り出しで、整理券が発行されるというので、早朝から並ぶ役割である。福袋の争奪戦を年始風景として出かけたことがあり、そのようなことであるのは、チョコレートの売り出しである。駅前のビルにあるは百貨店が企画して、ニュースになる人出である。聞くと、毎日、そうして朝から行列ができているよう、そこへ金曜日の参加である。開店の1時間前に整理券を、その前の7時半ぐらいに、数とり券というのがあって、それを受け取るために並ぶわけである。何しろ限定個数が300とかで、一人2個までの、となると、ちょうど並んだのが150人余におよぶ人数のとｋろで、まだ1時間半もあるのに、販売の券がなくなる場合はご容赦をと言って回ったから、大いに待つことの意義を考えていた、そして実際、数をとるのは種類を変えて2枚ずつを3セット、4セットと手に入れる人がいた。出勤前のひとときの並ぶのはほとんど女性で、圧倒されながら8時過ぎのころから、その様子がはっきりしてきた。行列は200人を超えて、300人近くになっていた。
それだけでは済まないのが売り出しセール、10時半に開店したセール会場にその整理券で買いに出て、ここでその人波にもまれて、レジに並ぶこと1時間超と、すさまじい混雑ぶりに、その熱気にあてられたのが、朝の7時から11時半までにおよぶことの始終であった。
