儒教の始祖と仰がれる孔子、その言行録である、論語。いま、その論語をサイトで読むことができる。読み下し文、日本語解釈をつける。いわば、電子になった教えである。中国サイトには古典の漢籍を電子化するサイトがあって、すべての文献、というぐらいに、電子検索できる。中国の文学、歴史を専門に研究する人にとっては、基本文献がみられる。膨大な、諸子百家の漢籍電子化計画のサイトである。それは中国文献が活字化され、漢文とすれば白文のものである。中国語とすれば当然であるから、日本語読みをする漢文大系は、日本語サイトになる、そのうちに、現代訳を付けたものとしてできているのが次である。
しいわく
まなびてときにこれをならう
またよろこばしからずや
ともあり、えんぽうよりきたる
またたのしからずや
ひとしらずしていきどおらず
またくんしならずや
子曰
學而時習之
不亦説乎
有朋自遠方來
不亦樂乎
人不知而不慍
不亦君子乎
論語(ろんご) 20編、512文 全文(漢文、読み、現代訳)紹介
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孔子は、古代中国、紀元前6~5世紀 春秋時代の思想家で、儒教の始祖
論語は、孔子および 孔子の弟子の言葉、行動の記録を集めた言行録で、孔子の死後にまとめられたものです
論語に登場する孔子(紀元前552~479年)が生きた春秋時代の中国
仁とは、思いやりの心のことです。孔子は、仁をもって、乱れた世から、秩序を回復した調和のとれた世にしていくことを説きました。
http://lunyu.lightswitch.jp/
論語(ろんご) 20編、512文 全文(漢文、読み、現代訳)紹介
論語と孔子の概要 : 2014.09.10 Wednesday
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「編」の名称は、先頭に漢字2文字(または3文字)に、漢数字がついた形式です。
先頭の漢字2文字(または3文字)は、その編の最初の文章の冒頭文字であり、特に意味はありません。 編の名称、読み仮名、編に含まれる文章の数は、下表の通りです。
編の名称 読み仮名 文章の数
学而 第一 がくじ 16
為政 第二 いせい 24
八佾 第三 はちいつ 26
里仁 第四 りじん 26
公冶長第五 こうやちょう 28
雍也 第六 ようや 30
述而 第七 じゅつじ 37
泰伯 第八 たいはく 21
子罕 第九 しかん 32
郷党 第十 きょうとう 23
先進 第十一 せんしん 26
顔淵 第十二 がんえん 24
子路 第十三 しろ 30
憲問 第十四 けんもん 46
衛霊公第十五 えいれいこう 42
季氏 第十六 きし 14
陽貨 第十七 ようか 26
微子 第十八 びし 11
子張 第十九 しちょう 25
堯曰 第二十 ぎょうえつ 5
論語に登場する王朝、国
論語は孔子が生きていた頃の話しが多く登場します。孔子が生きた時代は中国・春秋時代・周王朝・魯(ろ)の国でした。
周の過去の王朝である夏王朝・殷王朝についても、当時は礼節が保たれていたという賞賛の文が多く論語には書かれています。
論語に登場する王朝、国などは下表の通りです。
国名 読み 説明
夏 か 王朝。紀元前2070年頃から、紀元前1600年頃まで。
殷 いん 王朝。紀元前17世紀から、紀元前1046年まで。
周 しゅう 王朝。紀元前1046年から、紀元前256年まで。
漢 かん 王朝。
魯 ろ 周王朝の時代に存在した国(諸侯)。現在の位置では、中国・山東省・南部。論語に多く登場する国。
齊 さい 周王朝の時代に存在した国(諸侯)。現在の位置では、中国・山東省・北東。
陳 ちん 周王朝の時代に存在した国(諸侯)。
呉 ご 周王朝の時代に存在した国(諸侯)。
衛 えい 周王朝の時代に存在した国(諸侯)。現在の位置では、中国・河南省。
匡 きょう
蔡 さい
費 ひ
鄭 てい
防 ぼう
晉 しん
武城 ぶじょう