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0531 南海トラフ、堤防被害の死者想定

2014-05-31 | 日記
0531 南海トラフ、堤防被害の死者想定

中日春秋は金のナノ単位による触媒の話だ。中日文化層を受賞したという。後追いエッセーである。




 第67回中日文化賞 情熱と探究心 道ひらく
  2014.05.03 特集4面 7頁 朝刊

> 金の触媒作用の発見
 首都大学東京都市環境学部教授
 春田正毅(はるたまさたけ)氏
 化学合成新たな光
 金と白金、どちらも人を魅了する貴金属だ。白金が触媒から抗がん剤まで引っ張りだこなのに、金は多くが金庫に眠ったまま。「金も役に立つ」と表舞台に上げたのがこの人だ。論文引用数で世界有数。ノーベル化学賞候補にも挙がる。
 「現代の錬金術です。昔は他の元素から金を作ろうとした。今は金を利用して、いろいろな機能を持つ物質を作る」と話す。
 金が触媒になることの発見は一九八二年冬。大阪工業技術試験所の実験室で一人、一酸化炭素の燃焼に取り組んだ。「金を使えばマイナス七〇度でも反応が進むことに驚きました。試験所での任務は、新エネルギーである水素をゆるやかに燃やす触媒の開発で、一酸化炭素の実験は副業でした」。当時名城大にいたカーボンナノチューブの発見者飯島澄男氏に、電子顕微鏡で触媒を観察してもらったところ、三~四ナノメートル(ナノは十億分の一)の金微粒子であることが分かった。
 岐阜県多治見市市之倉で、群青(ぐんじょう)製造を営む家に生まれ育つ。名古屋高校から名古屋工業大へ。家業を助けようと工業化学の道を選び、京都大大学院で博士号を取得した。
 ここ十年余りで金ナノ粒子は世界に知られるようになった。「高価ではあるがリサイクルしやすく、無駄の少ない化学反応を起こすことができる」。最近は金原子を十三個とか、百一個とか特定数集めた「クラスター」が注目されている。「それぞれ特性が違う。私自身は、合成樹脂の原料を簡単に作る反応に挑戦中。新規抗がん剤などバイオ分野もやってみたい」。名工大特別招聘(しょうへい)教授も務める。東京都八王子市在住。六十六歳。(吉田薫)





堤防被害で死者6000人増 愛知県、南海トラフ想定 中日新聞トップ記事、見出しである。20140531   
リードには、愛知県は三十日、南海トラフ巨大地震の発生時に予想される県内の被害について、独自の調査結果を発表した、とある。
記事の中見出しには、海抜ゼロ浸水に警鐘 とある。


政府、平壌に拠点検討 拉致調査 常設化も視野  20140531  
記事には、 政府は、日本人拉致問題に関する全面調査実施の日朝合意を踏まえ、平壌に拠点を置く方向で検討に入った、とある。



中日春秋
2014年5月31日

 黄金は、永遠なるものの象徴だ。何千年たとうともさびず、失せぬ輝き。権力と富のシンボルとして崇(あが)められてきた金に、ひそやかな力があることを発見したのは、日本の科学者だ

 金は抜群の安定性ゆえに、化学反応の触媒としては働かない。それが科学の常識だった。だが、きのう中日文化賞を受賞した春田正毅(まさたけ)さん(66)は三十二年前、その常識に挑戦することを決めた

 そのころ春田さんは独自の実験から、ある仮説を導き出して発表した。その仮説は、金に触媒としての可能性があることも示していた。だが、金は高価で経済性に欠ける。そう考えていた春田さんを、学会で会った米国人がたしなめた

 「研究開発においては、経済性よりも新たな科学的原理を見つけることの方が、大事だ。コストの話など後で考えたらどうだ」。日々の技術開発に追われる中で忘れかけていた原点に気付かされたことが、ノーベル賞級の発見に結び付いた

 金は抜群の安定性を誇る。だがナノの世界、つまり十億分の一メートル単位のごくごく小さな塊にすれば、その性格を変え、触媒として驚くべき働きをすることを、世界に先駆け突き止めたのだ

 ナノの世界は摩訶(まか)不思議で、原子の数がちょっと違うだけで、思いもよらぬ力を発揮する。まだまだ無限の可能性があると、春田さんは言う。金の中には、無数の金の卵が潜んでいるらしい。

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