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やっとかめ文化祭 狂言10

2013-11-22 | わくわく
やっとかめ文化祭 辻狂言 イオンモール名古屋みなと店 18時より。曲目は、茶壺、演じるは、佐藤友彦さん、佐藤融さん、野村又三郎さん。辻狂言の20公演め、これで最終の舞台であった。舞台での熱演が伝わってくる。

イオンモールは船底のような空間がある。そこに舞台を作って師走の風を思わせる寒さだった。吹き抜けの上層階にも観客が集まって狂言にふさわしい辻だった。

茶壺は大蔵流の演目としてのものと和泉流が演じるものと少ししつらえが異なる。

和泉流山脇派の狂言共同社の茶壺は、栂尾のお茶を買いに行った中国の者が酔いつぶれて寝てしまうところから始まる。目代を前に茶壺を争うは茶の入日記を知るものとしての判定に、すっぱはわたしのものだ、彼奴は知っているはずがない、知っているというなら彼奴から先に言わしめ、と言い返し、男が入日記を謡い舞っているのをちゃっかり盗み見て、同じようにふるまうが、その場をしのごうとする掛け合いが見どころだ。

辻狂言の出前はこれで終わった。
やっとかめ文化祭の、芸どころ まちなか披露 のキャッチフレーズのもと、名古屋のあちこちに出没しての舞台だった。能楽堂にある広い舞台とちがって、毎回、にわか作りの2畳半ほどのところで、狂言が表わす世界を演じ続けた。

素晴らしかった。お疲れさん、そして、どうもありがとう。




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