現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

詞と辞の語    日本語の文法について  その51

2013-06-30 | 日本語文法
詞と辞の語    日本語の文法について  その51

日本語は語という全体のまとまりを示す。語とは語ることであり、そこには語る内容が時間によって実現する。ただ声を発して言うというのは言のことである。したがって、語を使うのには言うことの全体のまとまりをとらえ、そのうちに内容に筋道を見る。言語は日本語の音と論理をしめす。語はことばとして分析すると詞をもつ。詞には辞がある。詞と辞とは同じではない。詞を使うときに辞が現れる。

詞は意味のまとまりをもつひとつひとつになる。それをそのまま用いて詞であるものが辞とともに使われることによって語となる。それを単語ということができる。語の分析はそれを最小の単位にするときに形態を見ることで詞と辞のつながりで自立した形態とそれに付属する形態とに分けることになる。繰り返すと、単語は詞と辞からなり、その形態は自立する形態と付属する形態にさらに分けられる。

単語としての語はそれだけで語ることのひとつであるので、語として用いられたときにはほかの語との関係を持つか、言語を発した状況でその意味のまとまりをとらえることになる。語としての詞がそれだけで用いられると、その語によって示された実態か現象が現れていることになる。じしん とだけ聞けばそれは地の震えを感じての語であるし、じしんだ と言えば話者がそれを叫び伝えようとする。

詞に辞がついて語になるときは語と語の関係性を持つので語ることの内容が整えられることになる。詞に詞が迎えられて二つの語として現わされる場合に詞と辞が詞と結びつくことになるし、またその詞に辞がつくと、詞辞、詞辞と連なってまとまる場合がある。じしん じしんだ じしんがある 地震があった 地震があったよ  となって、語が実現する意味内容が伝えられる。

詞と辞の関係は詞が次に来る詞とどういう意味内容を伝えようとするかで必然的に決まるのが語と語との関係性である。必然的にというのは辞が使われることで意味内容が確かになるのでその働きを持つ辞は表現にそくして必然的に決まるということである。じしん ある  とだけ詞をならべると、語の羅列になって意味内容とその表現が伝わりにくいこともある。じしんがある と言えば内容がわかる。

起こったことを表現して、地震があった と言えば、これは語と語との関係性が表されて、ドコデとかイツとか聞くように、語のやり取りができる。それは地震のこととして意味内容が伝わり確かにしようとするからである。詞と辞は詞だけでもほかの語との関係を持つと語として働くので、じしん あったよ と言えば、地震についての情報を共有しようとするし、じしん あった とだけ言えば独白になる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。