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日本語研究所がない

2016-09-30 | ほんとうのところは
検索すると、グーグルではまず、NPO法人の日本語教育研究所がヒットし、国立国語研究所が続く。検索キーワードとなると、日本語研究所に関連する検索キーワード のところで、次の項目が並ぶ。しかし、これを検索していくと、日本語学校、日本語教師養成の講座があったりする。つまり、国立日本語研究所とあるから、クリックすると、ここは、国語研究所になるので、日本語研究所という名称の機関はまた組織はない。国語という名を、

>国立国語研究所 https://www.ninjal.ac.jp/ 国立国語研究所(NINJAL)は,日本語学・言語学・日本語教育研究を中心とした研究機関です。 
 
として、国語を用語にすることがないのだから、名称のことがそのままに継承されている。対外向けには、英語名称 National Institute for Japanese Language and Linguistics,略称 NINJAL とするのだから、いわば、かたるところがある。
所長メッセージの、

>大学共同利用機関法人 人間文化研究機構の一員として,言語研究の観点から人間及び人間の文化の解明に寄与することを目的とした日本語学・言語学・日本語教育研究の研究所です。  

を引用してみておこう。

https://www.ninjal.ac.jp/info/director/
>国語研はウチ (日本語使用者) の観点とソト (諸外国語との比較) の観点を合わせた複合的観点をとり,日本語内部の多様性と変容,並びに世界諸言語から見た日本語の特質と普遍性を総合的に明らかにしようとしています。また,国語研の研究範囲は日本語だけに狭く限定されるわけではありません。2009年のユネスコ報告で消滅危機の状態にあることが指摘された琉球諸語・方言とアイヌ語も重要な研究対象で,それらの研究を通じてそれぞれの地域社会を活性化しようとしています。さらに,外国人 (非母語話者) の日本語習得における諸問題をソトの観点とウチの観点の接触から生じるものと位置づけ,言語習得の基礎研究を通して日本語教育の分野にも学術的貢献を行っています。
このように多角的・総合的な観点から日本語を研究するためには


とてつもなく、多角的・総合的日本語を見るわけだが、日本語を研究するためとしてとらえられる。言語研究所とすればいいのだろうが、それもまた言語学研究所でもあるのかとしたくなる。日本語だけに狭く限定されるわけではないとする、琉球諸語、方言とアイヌ語という、日本語でないとする立場には、国語の抱える矛盾を公言するのは納得が得られない。琉球諸語、方言など、日本語ではないということか、よくわからない。また、外国人、それを非母語話者とする、その日本語習得の諸問題があって、ソトの観点とウチの観点の接触から生じるものという説明はよくわからないものである。国語と日本語のせめぎあいを解決するということであろうか、ここに立場がないのであるから、拠ってくるところ、国語研究所は日本語研究所であるとする、国語が持つイデオロギーのままに、日本語の名でもって上塗りをするようなことで、書き換えようとする意図は見せない。

検索に起こるこの不一致は、タグ付のキーワードによるもので、それを承知で見ることは、いかんともしがたい。

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