ひもとく 日本「誤」百科 というコラムに、日本語新百科をこしらえようとして、日本語はどうなっているかと、日本語百科を書いてしまいました。コラムの著者には解説を簡潔に書いていくという制約があるでしょう。ご苦労を思いつつ、このようなブログを書くきっかけをくださって感謝いたします。
現代日本語「誤」百科 758 は 昨日より快晴 を、例題にしている。より について、比較の基準とする。快晴に比較はないというが、晴れ、快晴と段階を設けている言い方でもある。昨日の晴れの状態と今日の快晴の状態は、昨日を基準として晴れているのである、いわば一点の曇りなき空である。晴れ方にも、曇り時々晴れ、晴れ時々曇り、晴れところによって曇りなど気象用語での使い分けもあるだろう。すると、曇りの分量がどうかということを、天を測っていうのかもしれないが、晴れと快晴の違いは分かるとしてよい。とくに晴れ渡った青空が美しい日本の空である。この表現を実感して何が誤っているのだろうか・・・
晴れの状態を比較していると解釈する。快晴の言い方は、こころよいはれ、とでもなると、それは昨日よりも、快いのである。漢字の構成に状態比較の語を読み取っている。形容詞でなくても、日本語ではその状態のあり方を言うのに、動作性のようすでも副詞的な要素を含めて、比較する表現は枚挙にいとまがない。この言い方が使われる文脈で、その内容があらわされるから、簡潔な言い方が、快晴となる。
次は快晴について、フリー百科事典から引用する。
>学術的には、空全体に対して、雲の占める割合(雲量)が1割以下の状態の天気である。たとえ雲が1割以下しかなくとも、降水や雷現象が起きていたり霧や煙などによる視程障害現象のために空の状態が視認できなければ快晴ではない。なお、雲の割合が2割以上8割以下の場合の天気は晴れである。また、天気予報では観測上の分類とは異なり、快晴は晴れとして扱われる。
また、次のようである。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/tenki.html
天気とその変化に関する用語
快晴 雲量が1以下の状態。
備考 予報文には用いない。
晴れ 雲量が2以上8以下の状態。
備考 上記は主に観測用である。天気予報では、予報期間内が快晴または晴れの状態、および「薄曇り」で地物の影ができる状態に用いる。
晴天 備考 音声伝達では「晴れ」、「晴れの天気」などを用いる。
× 晴れ(曇り)がち 備考 いいまわしが適当でないので用いない。
晴れの日
備考 季節予報の予報文には「晴れの日」、「晴れる日」を用いる。
晴れる日 晴天の日
△ 晴れ間
備考 利用者にとって価値があると判断される場合(ぐずついた天気の期間中など)に限って用いる。また夜間には用いない。
△ 晴れ間が広がる 雲の多い状態の中で、雲のすき間が多くなってくること。
備考 予報用語としては「しだいに晴れてくる」を用いる。
△ 晴れ間が多い
備考 予報用語としては「一部で晴れている」、「曇りで所々晴れ」などを用いる。
用語例は、次のとおりである。
>藤川は「きのうより慣れてきた感じがある。余計な緊張はだんだん抜けていくと思う」と笑みを交えて話した。
>快晴 昨日より風が弱まりましたが、今日も西の風が吹いています。
>前日は始めて訪れたルートのためルートを探りながらで時間がかかったが、本日は大沢出合まで昨日よりも短時間で到着出来た。
> そして、昨日より快晴で素晴らしい景色だったのに、ここから先、全てデータが消失・・・、悲しい。
>今日は昨日より少し暖かくなるようです。
>昨日より快晴♪
>大方の天気予報とはうらはらに今日のほうが昨日より快晴だった様子ですね♪
>昼間は昨日よりも快晴となり、最高気温は18℃まで上がったものの、北寄りの風がやや強く吹いた為、気温ほどの暖かさは感じられませんでした
現代日本語「誤」百科 758 は 昨日より快晴 を、例題にしている。より について、比較の基準とする。快晴に比較はないというが、晴れ、快晴と段階を設けている言い方でもある。昨日の晴れの状態と今日の快晴の状態は、昨日を基準として晴れているのである、いわば一点の曇りなき空である。晴れ方にも、曇り時々晴れ、晴れ時々曇り、晴れところによって曇りなど気象用語での使い分けもあるだろう。すると、曇りの分量がどうかということを、天を測っていうのかもしれないが、晴れと快晴の違いは分かるとしてよい。とくに晴れ渡った青空が美しい日本の空である。この表現を実感して何が誤っているのだろうか・・・
晴れの状態を比較していると解釈する。快晴の言い方は、こころよいはれ、とでもなると、それは昨日よりも、快いのである。漢字の構成に状態比較の語を読み取っている。形容詞でなくても、日本語ではその状態のあり方を言うのに、動作性のようすでも副詞的な要素を含めて、比較する表現は枚挙にいとまがない。この言い方が使われる文脈で、その内容があらわされるから、簡潔な言い方が、快晴となる。
次は快晴について、フリー百科事典から引用する。
>学術的には、空全体に対して、雲の占める割合(雲量)が1割以下の状態の天気である。たとえ雲が1割以下しかなくとも、降水や雷現象が起きていたり霧や煙などによる視程障害現象のために空の状態が視認できなければ快晴ではない。なお、雲の割合が2割以上8割以下の場合の天気は晴れである。また、天気予報では観測上の分類とは異なり、快晴は晴れとして扱われる。
また、次のようである。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/tenki.html
天気とその変化に関する用語
快晴 雲量が1以下の状態。
備考 予報文には用いない。
晴れ 雲量が2以上8以下の状態。
備考 上記は主に観測用である。天気予報では、予報期間内が快晴または晴れの状態、および「薄曇り」で地物の影ができる状態に用いる。
晴天 備考 音声伝達では「晴れ」、「晴れの天気」などを用いる。
× 晴れ(曇り)がち 備考 いいまわしが適当でないので用いない。
晴れの日
備考 季節予報の予報文には「晴れの日」、「晴れる日」を用いる。
晴れる日 晴天の日
△ 晴れ間
備考 利用者にとって価値があると判断される場合(ぐずついた天気の期間中など)に限って用いる。また夜間には用いない。
△ 晴れ間が広がる 雲の多い状態の中で、雲のすき間が多くなってくること。
備考 予報用語としては「しだいに晴れてくる」を用いる。
△ 晴れ間が多い
備考 予報用語としては「一部で晴れている」、「曇りで所々晴れ」などを用いる。
用語例は、次のとおりである。
>藤川は「きのうより慣れてきた感じがある。余計な緊張はだんだん抜けていくと思う」と笑みを交えて話した。
>快晴 昨日より風が弱まりましたが、今日も西の風が吹いています。
>前日は始めて訪れたルートのためルートを探りながらで時間がかかったが、本日は大沢出合まで昨日よりも短時間で到着出来た。
> そして、昨日より快晴で素晴らしい景色だったのに、ここから先、全てデータが消失・・・、悲しい。
>今日は昨日より少し暖かくなるようです。
>昨日より快晴♪
>大方の天気予報とはうらはらに今日のほうが昨日より快晴だった様子ですね♪
>昼間は昨日よりも快晴となり、最高気温は18℃まで上がったものの、北寄りの風がやや強く吹いた為、気温ほどの暖かさは感じられませんでした