王朝ドラマ、インス大妃を見る。朝鮮王朝の後宮はいかばかり、というのではない、王宮そのものにかかわる大王大妃、大妃、王妃のバトルである。世継ぎ争いに繰り広げるのは王様の世子を政争の権力に陣営とするかと争う。いささか閉口するのは、これを歴史として、脚色して人々にそう見せるのであるから、歴史ドラマとは何だろう、と、考えてしまうほどに、すさまじい。うめ子さんのブログで学習する。
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第48話 窮地を救う妙案
インス大妃（ジョン）が大王大妃（貞熹王后）の部屋に乗り込んで直接対決！
王妃（ソンイ）とチョン貴人の部屋から見つかった証拠をお互いに見せ合った後、
正気じゃないのは王妃じゃなくてあーたのほうよ！と大王大妃が責め立てます。
最後にジョンが見せた切り札は、大王大妃の家門ユン氏一族の不正の証拠でした。
世祖の宿願「科田の返納」を無視するかのように蓄財しているユン氏なのです。
昌徳宮のそばに離宮をつくってもらって大妃三人で暮らしましょう・・・という
ジョンの提案を大王大妃が嫌がっていますが、この状況では嫌がりますよねえ。
中宮殿に軟禁中のソンイが、この状況を打破するため渾身の大芝居を打ちました。
部屋から出て外の見張りに剣をふりまわして絶叫した挙句、過呼吸で死にそうに。
ソンイが母シン氏に会いたがっていると知り「府夫人を呼べ！」と命じた成宗は、
ジョンが王妃の実家を勝手に義禁府を動かして見張らせていることを知ります。
痛快ね♪よくやったわ♪王妃の芝居よ♪同情をひくわ♪と大王大妃は喜びますが、
ジョンはいつもの寡婦ばなしで成宗の同情を誘い「宮殿を去ります」と切り札。
しかも王命を受けて王子ユンを連れて参殿した月山大君パク氏は中宮殿に行かず、
私は大妃様から預かったので大妃様にお返しに行きます！と大妃殿へ行きました。
成宗に意見を聞かれたパク尚宮は、ソンイのことを忌み嫌っているのを認め、
廃妃に賛成しつつも「将来のことを考えると・・・」と言葉を濁しました。
王妃はもともとあんな女だったのか？という成宗のセリフがおもしろかったです。
でも「並大抵の苦労じゃなかったはずだ。だから見捨てられない」そうです。
ソンイが大妃殿前で席藁待罪を始め、側室を呪ったことを認めて大泣き謝罪。
側室になってもいいから王子と会わせてください！と頼むもジョンは無視します。
でもそばに置いた無邪気な王子が可愛いらしく、心を痛めているようすですよ。
そのまま意識を失ったソンイに翌朝、「なぜ謝ったの？」と大王大妃が悔しそう。
ソンイの母への謝罪に成宗は満足したようで、右承旨イム・サホンに相談します。
「廃位はしたくないが大妃も無視できない。謹慎くらいじゃ納得させられない」。
すると「嬪に降格させて時期を見てまた王妃にしては？」と言われて即採用！
宮女ヒャンイらの死だけで済んだこの処分は、ジョンの負けを意味していました。
王の意図を知る重臣が「王子の母が嬪では格好がつかない」と復位を要求する中、
医女ポクシルをものにしてチョン貴人を流産させろと兄に命じるソンイでした。
