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日本語論5

2018-05-09 | 現代日本語百科2025
日本語論5
 
 日本語とは何かを特集するなかで、読み切りに、渡部昇一氏の現代日本語の成立を題とし、副題には金聲翰のエッセイを援用して、というのを読む。日本人が外国語を過度に分析し、文法的アプローチをする日本民族の特性を述べているものである。そこで、はじめは漢文を、ついではヨーロッパ語を分析して日本語に入れたという。

 この民族の特性であるか、言語を入れる姿勢であるか、わたしには言語をまなび続ける日本語の特徴としての仮説を持つものであるが、さきの読み切りの論には、日本語を英文法でとらえるに至った、漢文で作った日本語文法を言い得て、現代日本語の成立としているところは、興味深い。同じ分析を好む民族がほかにあるとする渡部氏の持論である。

 読み切りには、もう一つ、風土と言葉と題して、小泉保氏の論考がある。ここには独壇場にも、独擅場とでもいうべきで、内容の多岐にある氏の言語と文化の学である。小節になる項目を羅列してみてうかがえる面白さである。結果するところは、まとめに述べることとなる。それは、語順という、主語の支配という、対立する、日本語と他言語との見方である。


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