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格 承前

2023-09-27 | 日本語文法論議23





日本語文法論議23927     
      文法議論は考え方にあると、その学説主張の立場で言語の現象を規則化しようとすると、そう思ってきたのだが、それが減少に拡大して解釈することによって理解されるところがあるともる理論が変えられていくものであるというのもわからないことではない。しかし、その説明となる法則、定義が受け止め方によっては首をかしげることにもなる。日本語には主語がないというのもその一つであるし、文には1語文があるというのもそうである。そのもとを糺せば主語を前提とした考え方なり、語が文となる規定でどうもわからない、それはわかりきったことをとらえてそこから拡大するとらえ方であったりする、そういうことによるから、もともとは句でいいものをそこにとどめることができてこなかった理論であったりする。

文法範疇を性、数、格で見ようとすると、日本語には性、数のカテゴリーが当てはまりにくいとされて、語形による特徴を見いだせないとして、語を見てすぐにも男性とか女性とかの区別をしないし、単数、複数の扱いもその語にあるわけではないとして、いずれも語形を見てのことになる。意味においては前後の語とか文脈においてその表現を持つことになるので、文法的な語形に現れないだけである。そこに、さきの文法範疇の格をとらえようとすると名詞の語形に文中のほかの語との関係で膠着現象として区別するものがある、文法的に特徴となる語形があらわれるようになるので、あたかも語形変化つまり曲用のように見える、国語の格助詞のとらえ方である。

この現象は述語に対する語の関係構成となるので、名詞が述語動詞に対応しての語形変化に合わせる見方となる。しかも文における語と語との意味関係においてとらえると、文の機能で何を見方にするかという問題がある。わかりよいのは主格主語の考えを入れることであるから、主語の語形とするのも述語の意味によるところが中心となる。日本語の場合には、述語動詞文、述語形容詞文とか述語名詞文とか言ったりするので、とくに述格というような用語でする文法概念もあって、取り出す格関係が説明しにくいことになる。
      
日本語の説明 山田学説
>述格 用言が陳述をなすために用いられるとき、その位格を述格といい、述格に立つ語を述語という.
>統覚作用の言語的発表が「述格のあらわす陳述」だと説明
>文や句の中にある他の語と、少しも形式上の関係なく立つ格。 主格, 賓位の観念に対立する格。 修飾格, 用言に対する格。述格・・・

英語は通格と所有格の2つの格(代名詞は主格・所有格・目的格の3つ)がある。

新明解より
>〔文法で〕その言葉が、文中で他の言葉、特に、述語に対して持つ△統語的(意味的)な関係。
「―助詞・主―・目的―・連体―」

辞書の解説では、この新明解が述語に対する意味的な関係を明記する。












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