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根本

2020-11-01 | 日本語文法

根本と言って根ざすは何か。根のことが見えるのか。地中から顕れたか、露出すると痛々しい。基本とかもあるし、そういえば元本とまた、もとのもととは、わかりにくいい語であるような。それでは、もと、のこと、元ではなくて、もとには、下、基、許とまで見ると、ココモトに、茲許という変換がある。「茲許ご依頼の件について善処お願い申し上げます」「茲許出張先にて受領致しました」などの常套語に照らして、さてと出張先でなく、依頼でもない、善処となると難しいことですーー
語の単位に単位語とする。単語である。単語はすでに翻訳めいた使いようで、一つの語という、単数複数を明示して考える単語のことである。
そこで単語とは意味のある言葉のことを指して、その意味とは文節にあらわされる。
いきなり文節になると、ここでもまた、文節は自立語、自立語と付属語、自立語と付属語と付属語というように、語が一つではないということもあるので、自立語、付属語をどう考えているかを見直して、文節に付属語が単独で使われないのは自立語ががそのままで文節になるのと違っているから、付属することをもって語とは異なるということがわかるので、それを語と違う単位で、付属辞というような、橋本学説は、詞と辞の区別をしていた。
そこで、詞辞を出すとわかりよいこともあるが、語とそれ以外のことなので、単語の意味が文節にあらわされるとさきにいったように、文節がまとまった意味の単位なのである。文節とはそういうものであって、そう説明をして、意味がまとまるというところで、その意味自体を議論し始めると、山田学説が文は思想を表したものという簡潔な説明に、思想とは何ぞやとはじまるのと同じようなことで、それは大事な議論であるけれども、思想を思っていることの内容ということからイデオロジーまで詮索する、そういう時代のこともあったりはしたが、橋本学説のように、音声に分析を置くことは音韻となって、音声科学のことではない、音韻論で文法を見る、つまりはその単位が意味によって、前提があって、文節という見方が出てくる。
音声形式だけを強調するものではない根本が見過ごされると、言語の使い手が、なぜ詞を操ることができるか、というもの、ことのもとにあるものごとを見なくなってしまう。
ここで、言葉を、詞といい、それが文節なのであるという論理に気づかなければならない。
文節が文をもってそれを分ける節々は文の中での語の働きにあって、それを分類すると品詞になる、ということの単なる呼び分けである。文節が語の単位で、それを一方で詞にするのは、品詞の分類に見るのは、自立する語の意味とあわさった付属する語の意味、それは文のなかでの働きを伴ったことであるが、文節にある意味のまとまりを、まずは文から取り出している。
すると意味のまとまりがどの程度にまとまることなのか、意味に程度はないのだが、そのところをとらえる必要があって、文節の連なりをいうことになる。


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2 コメント

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「根本」 (Maria)
2020-11-03 15:17:48
たびたびお邪魔します。Maria です。ども m(_ _)m
「根本」というのは「コンポン」なのか「ねもと」なのか、という話はあります。国文法に携わっている人間(特に、辞書管理に携わっていう人間)としては、ちょっとナーバスになっています。
> 根本と言って根ざすは何か。根のことが見えるのか。地中から顕れたか、露出すると痛々しい。
『徒然草』ではありませんが、「空よりや降りけん。地よりや湧きけん」でいいような気はしています。
「日本語」というのは、「明治以降のイデオロギー的な何か」ではなくて、「文字文化によって千五百年以上は支えられている言語文化」です。
ですから、「ニッポンゴ」というのは、英語のような「ニワカ国際言語」(ええ、昔はギリシャ語とかラテン語とか、いろいろありましたよね)であり、日本国内のネイティブ話者(少なくとも、一億人くらいいます)だけではなく、「世界的にいうと五億人くらいの話者がいる」という「現役バリバリの巨大言語」です。
日本語の国文学者には、そういった「実用言語」をリードしている、という気概があっていいと思います。
「あんたの根っこはどこだ!」とかいった話は、ちょっとしたいかな、という気持はあります。
所長とか Moto ちゃんとかとガチで喧嘩するのは、「お互いの論理的な基盤として、何を据えるか」という話があって、「なんかしら議論が噛み合わない」というのは避けたく思いますので、『BacLog』(http://animaleconomicus.blog106.fc2.com/)あたりをご参照いただきたく思います。m(_ _)m
なお、うちらは「喧嘩上等」が表看板(おもてかんばん)なので、「nsb14421@nifty.com」にメールをいただければ、いろいろと根拠になる資料もお贈りできますので、宜しくお願いします(「いきなり辞書データとか送られてきても迷惑だよなぁ」とか覆いますが)。
今後とも、お付き合い宜しくお願いいたします m(_ _)m。
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論理的な基盤 (ksky)
2020-11-04 11:28:07
>日本語の文法書を書く
>文法教育における用語について
>音階について
拝見しました。重要なことです。
そして、チャート法と虐待の話題は、またのちにと思います。
辞書担当のナーバスには同様です。

ブログの気安さ、気軽さ、と、わたしは思っていますので、気になる気は、木です、すこし枝葉から木の本を見てみようと、そこに良きかな、「岩ね」「垣ね」「木ね」「草ね」といろいろ、ありそうですから、根も葉もなくなってしまうかもしれませんね。
論理的になろうとしてなれないときはガチで検証としましょう。
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