発表する、表現する、使用する、それぞれの語彙と、理解する語彙との違いをとらえる。日本語の理解語彙と言えば、使用語彙との対で、おおむね、理解語彙 聞いたり読んだりしたときに理解できる語 <使用語彙> 話したり書いたりするときに使える語 と説明がある。また、>理解語彙(passive vocabulary)とは、読んだり聞いたときに意味はわかる語彙。産出語彙(active vocabulary)とは、アウトプットで使いこなせる語彙。 という説明もある。理解に対する表現は行為として言語における対概念としたのが、学校教育で議論をした言語生活のうちにある。表現そのものを発表するとした方がわかりよいという説明があって、それでは使用するとなったものであろうが、そのもちい方には隔たりがある。表現が表記とのかかわりで日本語の特徴を捉えているからであり、使用結果と表現しようとする活動とは違ってくるであろうか。 . . . 本文を読む
ニホンゴ、にほんご、日本語、そしてまた、ニッポンゴ、にっぽんご、日本語となると、漢字読みは読み分けを認めれば、6種類の語がある。くわえて、日本語をいずれも、もじにより良しとするかで、7類の語があり、表記による別には文字の言語を証明するものがある、というのは、機械分析がそれを可能として形態分析に入り混じることになる。精度があがれば、書き分けをする書き手の表現を反映した文体分析に及ぶ。音による形態素解析がベースとなって、文字表記のマークが可能となったか、日本語自動品詞分解ツールを試みると、サイトでの実験公開にはその様子が見える。しかし、このトピックはまだまだ、十分ではない欠点があって、サイトツールによる品詞分解には自動分析の欠点がある。 . . . 本文を読む
つうじ つうず 解説によると、>[語誌]①は中世古辞書では「通事」という表記が多いが、後に「通詞」と書くことが多くなる。キリシタン資料では「つうず」が一般的で、「日葡辞書」では「つうじ」と「つうず」を同等に扱っている。 精選版 日本国語大辞典 と見える。通訳となった語には、古代朝鮮語から、ヲサ 、中国の唐通事。そして、オランダ通詞 との使い分けをしているようである。発音は、つうじ よりも、つうず という、訛っての話しことばがあるか。16世紀、抄もの、日葡辞書に見える。外国貿易のために平戸、長崎に置かれたのは通訳兼商務の役人、そこでまた、通弁、通辞ともあって、通訳の前の通弁、阿蘭陀通辞の表記となる。 . . . 本文を読む
品詞分解をさせてみると、その指示が小学唱歌で、できないという、学生がいて、それはすでに10年になる。学力のこととは思えない様子に、国語、日本語についての知識、理解がないと、その状態がひどくなってきた。ひとり、ふたりの不出来には少数者の不勉強となるかもしれないし、それはどの時期にもいることになるだろうから、言葉についての文法意識が学校教育で学習して形成されないということになる。小学唱歌にはリズムをとって語彙、語法に古文によるものもあり、それがわからないというのは、ホタルノヒカリ、マドノユキという歌詞をうたってみて、その語句の正しい意味を知らないとする、もっとも、仰げば尊しにも、同様に、うたわれなくなってのこと、その社会習慣的な受け止めにも変化があるので、この現象について論評するのは困難である。それで、などなどにかかわりなく、ただ、しゃぼんだまの歌で試しているのだが、その結果はかわりない。話し言葉を現代語として日本語にとらえる風潮は間違ったことではないにしても、文章、いわば書きことばに対する文法意識の変化はとどまるところがない。そこに、外国語として日本語学習にあると、同様のことであるが、それはまた日本語学習であるから仕方のないことであるような、その現象が日本語における若者の中に増えているのである。いわく、食べる、食べた、ととらえて、食べる は1語である、食べた がなぜ2語になるのかと問うてくる。 . . . 本文を読む
語彙項目の単位に文法単位を用いるのは語の単位をみることで語彙を表しているからである。語彙調査のスタートに語とは何かを議論して語の複合をとらえるのはそれとして、形態を捉えての議論には、語彙の論に形態素をまじえることになったのはたして生産的であったか。語彙分析をコンピュータ解析によって、単位の設定をするところから、語と形態の別なく扱う議論があって、語論の意味を議論することと形態論のその意味とがレベルの違いを起こしている。国研の調査にα単位、β単位をもうけて、その後に短単位と長単位とが区別されて、語彙の単位に機械分析による抽出の可能性を見せたが、結局のところ、語彙における語とはどのように説明されるべきか。語句を用いて文とする意味のまとまりには、語の用い方を言語の意味でとらえるべきである。 . . . 本文を読む
ふりがな文庫、検索すると、青空文庫に翻字されたふりがなを検索できる。ルビが振られた語句をデータベース化したものという。2016年8月に公式アカウントを登録、2017年12月にサービス公開13カ月をつぶやく、それからして、2016年末の運用開始のサイトである。サイトには、プライバシーポリシー、係り受け解析可視化ツールがあり、ふりがな文庫ラボ > 係り受け可視化ツール 利用ができる。フリガナのルビは青空文庫を対象として、作品はサイト情報で、収録作品数:15586(著作権なし:15266、著作権あり:320) 1997年7月に青空文庫ができた それからの物語を知ることができる、サイト内文庫にある。ふりがな文庫の物語は・・・・
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Google検索 [検索語] 漢字 渡来時期 発音 20190929 約 62,800 件 (0.46 秒)
音読みと訓読み、大陸文化の受容 - うたことば歳時記 - Gooブログ
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2015/11/12 - それらの区別は後述するとして、初めて渡来人によって漢字というものに触れた、当時の日本人の心を想 . . . 本文を読む
文字の意味の説明に類義語をもって言い換えるのは、同義語をもってすれば成り立たないことだが、漢字語を用いる国語では、漢字についての訓読みが日本語の意味の説明になるので、漢語和語の言いかえで、詞すなわち、ことばを知る。中国から漢語を入れて訓読を行ってきた意味習得の方法である。ただ、すべての漢字に訓読みすなわち日本語の読みで意味を理解しているわけではない。漢字の字数を、康煕字典に約47000字、諸橋轍次の大漢和辞典に約50000字の漢字を収めると言われるが、なかで音義未詳字と呼ぶ文字があり、そのすべてに日本語読みがあるわけではないし、文字の説明に用例をもって示す場合があることを考えれば、日常に用いる文字の常用漢字に訓読みを持たないものがあるので、日本語語彙としての分析が必要となる。 . . . 本文を読む
日本語教育学入門書の語彙. 語彙論、語彙の論そして意味論、そこに日本語教育の語彙をとらえる。語彙論は学生時代の学習にあった。語彙の論は、その後になって語彙史研究、語彙研究というべく語彙と意味の論が行われる一方で、意味論が現れると、語彙は意味と並び立つようになった。辞書における語誌、辞典解説など、いわば日本語の語彙学を探究してきた。 . . . 本文を読む
言語記号の恣意性 〈フランス〉arbitraire の訳語 ソシュールの用語 言語記号の記号表現、能記 と記号内容、所記 との結びつきが恣意的であるということ 有契性か恣意性か . . . 本文を読む