読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

投稿欄雑感

2007-12-12 14:12:48 | Weblog

新聞には色々な型の投稿欄が有る。「発言」「くらしの作文」などタイトルは様々だ。新聞の読者、その他の著作を仕事としていない人たちの文が多く発表されている。前にもブログで書いた事があるが司馬遼太郎が「この国のかたち」の中で日本は記録の国であると言っていたのを思い出す。あらゆる事に記録が残されているのだ。そうした記録好きの国民性が新聞の投書欄への参加者を多くしているのではないかと思う。一億総評論家などと揶揄される事もあるが、国民の五人に一人が俳句を読み、十人に一人が短歌を詠むような国は他に無いそうだ。上は天皇から下は農夫まで4,500首以上の歌を集めた万葉集を思うと更にその感が強い。そう言えば何々文学賞などと言う文学に関する賞の数も日本が一番多いのではないだろうか。言語別のブログ数では日本語が世界的にはマイナーな言語であるにも拘わらず日本語のブログが最も多いと言う統計を出しているアメリカの統計会社が有るのだ。