よねの備忘録

お勉強問題が中心。
政治を語るときは、ネトウヨです。

型と知識と読解と。

2007-12-21 21:40:15 | その他
某ブログをみて、びっくりしました。
そういえば、「樋口の小論文」を全然すすめていませんでした。

受験科目としての「小論文」については、よねは考察しません。
よねが興味をもったのは、
1.「思考の型」としての小論文
2.「基礎知識=教養」としての小論文
この2点です。

どうも、樋口氏の小論文について「型」ばかりが先行している、という
amazonの書評があったのですが、
樋口氏の真意は、「型」をもった上で、その型を使って、
実践を多く積むと、そのうち型が身に付く、だと思います。

樋口氏は「読むだけ小論文 入門編」(学研)において、

(引用開始)

「はじめに」

小論文の書き方を説明した参考書は山ほど出ている。
だが、小論文は、書き方を学んだだけでは歯が立たない。
いくら、小論文は、書き方がわかっても、そして、考えるコツがわかっていても

考える材料、つまり基礎知識がないと論じようがない

課題文を理解できないことも多い。

と言って、現在の受験生のほとんどは、ほかの科目の勉強に追われて、
課題文図書を読む時間もない。

(引用終了)

課題文の理解=現代文の能力ですね。

基礎知識をどうつけるか、これが問題なんです。
その考察は次回。

*某ブログの「課題文」は、
 黒人の人権運動を題材として、「結果平等主義者」
 (この場合、最低限の結果の保障)に対する「機会平等主義者」の反論と
 捉えたのですが、どうなんでしょうか。

 日系米国人、日系ブラジル人の「権利獲得」の過程とあわせて考えると
 興味ぶかいですね。


コメント (4)
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