季節は暖かくなっているので、土からすれすれの処で、頭を出していた蕗の薹も、花が見えて来た。こうなったら酢味噌和えには出来ない。旬の時期を見逃さずに、少しばかりを口にするのがうれしい。子どもの頃には、苦味が嫌いだったが、歳を重ねて来ると、不思議と気にもならず。
夜半過ぎの明け方近く、耳が痒くて堪らない。雨かも、と思っているうちに小さな音がし始め、断続的な雨音に変わった。今朝もしとしとと降っている。友人が来るので、昼には上がると思っていたら、案の定晴れ間が覗いた。本屋に頼んでいた文庫と、図書館への返却と借りるのとを。
クリスマスローズが、雨に濡れた風情が綺麗で写真に撮る。データが一杯になってきて、コピーにする。パソコンも、旧式のは作動しないとなると、操作がややこしいので難儀でもある。やっと慣れたと思ったら、新しい機種に変わるのも困る。何だかんだと目まぐるしい変化に戸惑う。
消費税が上がって来て、台所を直撃するが、施設の方でも頭が痛い。贅沢でなくて、当たり前の総菜である。工夫するには、時間も掛かるし、手間も必要になる。短時間での調理には限りがあるのも、同じパターンになっていくのだ。食生活が変化してきているのは、当然のことと思うが。
普段の食事は栄養科が出す。日曜日や祭日に限りで、献立を決める。食事の手順には、段取りが必要だが、下拵え等の手間暇にも、前日であったり、朝であることも。そういった素材への拘りを、心掛けてしたいのだが、金銭的なことで挫折する。違うんだよなぁ・・・生きる望みも薄れる。
現代の世では、簡単で便利でさえあればよく、めんどくさい手間暇は要らない。スーパーに行って買うのであって、畦道や、家の軒に、畑に生えているのでもない。丹精籠めて作っても、誰も食べないから、野獣に喰われる。山には、何もないからであって、里の無人状態は最高に有難い。
ソ連と、アメリカとが領土を拡大しての争いに、近隣の国々は不安で仕方ない。ケネディのような者は、消されてしまう。戦争をすれば、国は豊かになるのか?罪もない者等が殺されるのは仕方がない?自分は最高の場所から命令して、争わせるだけである。青い地球を亡ぼすのは止めてよ。
古里の軒端には、墓に続く小路がある。その片側に季節がくれば咲く、時鳥。一輪持ち帰る。