目印は、東天に輝く木星。そこから北に目を移すと、ペガサスの平行四辺形があり、アンドロメダ星雲が渦を巻く。その斜め下には、ペルセイウスがメデウスの首を掲げ、上には逆さまのカシオペアが、エチオピア国王ケフェウスは、その後ろで肩身が狭そうだ。
そこから北天へと目をやれば、大熊小熊が下を見下ろす。更に西に周れば、夏の大三角がその名残を留める。南には、蠍が姿を消したので、オリオンが様子を伺っている。プレアデスもヒアデスも、その輝きを観せはじめている。大雑把だが、めぼしい星座だけでいい。
放射能が目に見えないので、野外観測は無理な所もあるでしょう。でも一度でも夜空を見上げていたならば、あの星の輝きは、眼を瞑っていても観えるというもの。自分だけの宇宙へならば、何時如何なる時にも往けるのです。神々の物語の始まりです。
我が家の庭からでも、おおよその見当で見上げるのは、カシオペア座が分かり易い。そこから東と西へと見渡すのです。時々、流れ星が観える。思いもかけない流星痕だと、知らずため息が漏れます。専門的な知識がなくても、科学的な解明ができなくてもいいのです。
宇宙を見上げて、美しいと感じられ、心をときめかせ、自然のもたらす育みを、体中で受け取れれば、生きていられる幸せに繋がるでしょう。大切なことは何か、希望が灯れば、きっと独りではないと気づくでしょう。宇宙では、命が生まれ還っていく。
このところ、肩凝りが取れないので、枇杷葉温圧療法でてあてした。肩が軽くなった。背中も痛みが取れた。やはり温めるのがいいようだ。枇杷葉が何枚も真っ黒になった。ありがたい。どこかに出かけてまでの治療だと億劫である。家ででき、蒟蒻なので安価です。
先月の枇杷葉の中心。枝にたくさんの苞が見えてきた。4年目から実がなり出した、長崎茂木です。