蒟蒻と枇杷葉の相乗効果は、やり方にも依るのだろうが、その効き目は驚くものがある。体内からの毒素が出て癒され、体の芯までが温められて安眠できる。注意するのは火傷であるが、熱くなり過ぎないように、皮膚から離すことである。枇杷葉は、生葉を用いる。
先日、Aさんのてあてに伺ったが、生葉は真っ黒に変わり、反対に表情が明るくなって、気分爽快になられた。お灸は跡形が残るが、蒟蒻は、低温火傷に気をつけてさえいれば、心配はない。しかも安い。加えて、小さくなるまで何度でも使える。
しかし、あくまでも応急処置である。言うに及ばず、早めのてあてと、根気良く続ける事に意味があるのです。或いは、合併症がある場合には、専門の医者の指示を受けてください。自分の体は、本人がよくわかっているでしょう。
枇杷葉も、生葉と焼酎漬けがあります。患部に依っては、どちらを使うか判断します。また枇杷葉ローションも、葉を漬けたのか、種や花芽なのかは、患部の状態と症状にもよります。最期に、てあてをする人の、腕と感と技でしょうか。
枇杷葉の生葉を30枚ほど用意し、水洗いをしておく。蒟蒻は、四角でも長四角でよい。入れてある袋から取り出した蒟蒻は、鍋に水を張って、弱火で温めるのがいい。蒟蒻を2丁を交互に温めてもいい。肩、腰、お腹、足の裏、膝等に、温めた蒟蒻と生葉を載せる。
患部が熱さを感じれば、ちょっと離し、再び載せる。その繰り返しをしながら、離さなくてもよくなったら、熱さを感じなくなるまで、そのままの状態にしておく。全体で20~30分である。仰向けになるか、うつ伏せかは好みでしてください。
晩夏の枇杷葉。澄み切った空に、大きく伸びていく枇杷葉です。長崎茂木、早9年目が来る。