帰宅して、車のドアを開けた途端、香しい匂いに包まれた。花が咲いたんだ。満月が近いし、大潮にもなる。枇杷の花の開花に、心がやさしくなる。山茶花も傍で咲いてはいるが、香りはさほどではない。そろそろ柊も匂う季節になった。
今年は、西側の枇杷葉に苞がついている。木の太さはひょろひょろ、葉もあまりないのに3枝ついている。長崎の茂木は、今年も鈴生りである。その茂木と西側の間にある木に、ふと見ると1枝苞がついている。あらまっ!これもひょろりんである。
サンタさん枇杷葉とりささんのには、木も葉も大きいしたくさんなのに、葉の中心に苞が見えない。日当たりも充分なのに何故だろう。尤も、茂木枇杷も最初はひょろひょろであった。花芽など考えたこともなかった。まさか枇杷の実が生るとは。
況してやお茶にしたり、化粧水にできたりとは思いもよらず。日々貴重に使っておりまする。化粧水は、枇杷葉の種でエキスを摘出して使い、市販品は買いません。肌荒れもなく、艶やかでしっとり、さらっとした肌が出来上がります。貴重品です。
花芽茶は、満開の花を摘果して採るか、剪定で落とした物を使います。枇杷葉は焼酎に漬け、花芽は生の状態でお茶パックに詰めて、冷凍庫入れましょう。ナイロン袋に小分けにして入れます。くれぐれもほったらかしは駄目です。直ぐに虫が忍び寄ります。
今月は、しし座流星群を始めとして、明日の夕空の、金星・水星・アンタレスが集まって観えたり、今月末には金星と月と水星を眺められます。何れも自然の現象を、誰に気兼ねすることもなく堪能できる絶好のチャンスです。
自然に芽が出た金魚草の苗。おそらく黄色だと思うのですが、花が咲くのが愉しみです。