北の旅人

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聞き捨てならない、鳥越俊太郎氏の発言

2010-10-06 15:56:51 | Weblog

10/5日のテレビ朝日「スーパーモーニング」における、鳥越俊太郎氏の発言は聞き捨てならない。小沢一郎氏が「強制起訴」になったことについてのコメントの中で飛び出した言葉だ。

 「国民世論という名のリンチ。そりゃダメだよ」 と言い放った。とんでもないことだ。

続けて、こう言った。

「日本では起訴されると99.9%有罪だったから、国民の中に、起訴されると犯罪者という気持ちがある。しかし、今回は検察庁が不起訴、検察審査会が起訴相当と判断が分かれた。今までのケースとは違う。最終的決着がつくまでは推定無罪という裁判の原則を守ってもらいたい」

 

鳥越氏のコメントに、大澤孝征弁護士が、分かりやすいコメントをした。
 

「推定無罪といっても、証拠がある程度あれば身柄を拘束して裁判することは差し支えない。が、そうした被告人であっても、無罪の者と同じに扱うという意味。小沢さんがまったく何の影響もなく前と同じというのはおかしい。公務員であれば、村木さんがそうだったように、起訴段階で休職扱いになって仕事ができなくなる。
 
 無罪になって復帰する形をとる。司法手続きに入った段階でそのような取り扱いを受けるのはやむを得ない。政治家は、制限は法律上ないから、自ら処するか政治的責任をどうするか、その場で決めてもらうしかない」。


 鳥越氏は反論できなかった。


かねてから、鳥越氏は民主党擁護論者だが、全く呆れたし、国民をバカにするにも、ほどがある。これまでの検察の捜査や小沢氏本人の説明では、納得できないことが幾つもあり、裁判でハッキリさせるというのは当然のことだ。

 

 

国民の90%が、小沢氏の説明に納得していない。しかも、例の土地代金4億円の原資について、政治献金→銀行融資→個人資金と3回も説明を変えたし、2007年の記者会見で説明した土地取引の「確認書」の日付が、東京地検の捜査で偽装だったことが判明している。

 

また,こんな大金を動かすのに、強大な権力者である小沢氏の了解なしに進めることは、常識ではあり得ないことだ。小沢氏本人が、銀行融資の書類に捺印していることなどから、小沢氏本人が関わっていることは明白だ。

 

検察庁は証拠不十分とし不起訴としたが、このことも、誠におかしな判断だ。これだけの状況証拠があっても、起訴できないという検察に対する国民の強い不信感が今回の「強制起訴」という結論でもあるのだ。

 

この事件では、秘書が3人も逮捕されており、小沢氏の政治的、道義的責任は免れない。こうした不正な資金で、子飼いの政治家を集め、数の力で裏から政治を操るという、傲慢かつ古い政治手法を駆使してきたのが小沢氏だ。

 

「強制起訴」の結論を聞いて、「これは権力闘争だぞ」と、涙ぐんだというが、自らの不正を棚に上げて、こんなレベルでの認識しか持てない小沢氏は、潔く政界から退場すべきだ。日本の政治を、これ以上捻じ曲げられては、たまったものではない!

 

 



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