北の旅人

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政界の現状に一言

2008-03-29 17:11:02 | Weblog

政治が混迷を深めている。政界は「一寸先は闇」と言われるが、まさにその通りの状況が続いている。

期待されて総理の座に就いた福田氏だったが、国民からは「首相の目指す政治がよくわからない」というマイナス評価が定着している。支持率も下がる一方だ。

確かに、私も官房長官時代の福田氏のイメージからすれば、一度は総理にしてみたいと思ったのだが。リーダーシップの問題もあると思うが、総理を支えるべき官房長官や自民党幹事長の発言などを聞いていると、どうもしっくりいっていないのではないかと思わざるを得ない場面が垣間見えて仕方がない。

野党との交渉力も、かつての自民党よりはるかに劣っている。ここはタイミングをみて陣容を一新する必要があるのではないか。

一方、民主党と言えば、もっと支持率が上がってもよさそうなものだが、そうでもない。やはり、こちらも小沢党首のリーダーシップに問題があるように思う。

大連立の失敗以降、強硬路線に転換しテロ特措法、日銀総裁人事、ガソリン税の暫定税率などの問題に対する民主党の対応は、甚だ疑問だ。民主党の主張が、本当に日本のためになるのか、国民の
ためになるのか、地方のためになるのか。

具体的な対案があるのかと言えば、必ずしもそうではない。政権交代を焦るがゆえに「政局」が先行していることが見え見えだ。

その上、小沢氏個人が政治家として「最後の勝負」を賭けるということで、これまた焦っているのではないか。

最近の読売新聞の世論調査では、小沢氏の仕事ぶりについて65%が評価しないという結果が出ている。「強引」「わがまま」というイメージが定着しているのではないかと思う。

福田内閣は期待外れだが、かといって民主党に政権を任せるのも危険だと言わざるをえない。与野党ともに国民の立場に立ち、ルールに則って審議を進めるよう強く望みたい。