まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

Forever Young

2016-10-14 23:12:59 | 日記
今朝も微睡みながら出勤しましたが、遅番でしたので、もしかしたら口腔係(=夕飯時のDJ係)かもしれない、という判断だけはありましたので、ディランのCDを2枚所持して行きました。するってぇと、本当に口腔係でした(笑)

ボブ・ディラン、恩年75歳。我が施設においては、彼より若い方が多数生活をしていますので、例えば、「風に吹かれて」「時代は変る」「悲しきベイブ」「ミスター・タンブリン・マン」などの楽曲を、老人ホームで流したとしても、何の罪もないはず・・・。はずがないのですなぁ・・・。ディランより演歌の方がいいですよねぇ、ごめりんこ。

むしろ若い連中(同僚たち)の方が、私のひとりよがりに反応してくれました。そんなわけで、私は言い訳をかまします。「だって、今日くらいでしょ。ディランをかけられるなんて」。

大真面目な話、いろんな意味で、今宵は本当に本当に、この映像がしっくりくるのです。


「Forever Young」Young@Heart
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「ロック」の息の根は止められたのか・・・

2016-10-14 00:28:04 | 日記
「ボブ・ディラン、ノーベル文学賞受賞」、とのことで、早速、母からメールが届きました(もちろん私は知っていました)。母はどうやら、文学賞と平和賞をごっちゃにしたような印象を受けていたようでしたが、私が思うに、あんな女たらし(女泣かせ)が平和賞に値するはずがない!(笑)

我が家にはディランの自伝が2冊あります。というのは、Ryoちゃんの住まいに行った時に、彼が「これ、ごめさんから借りたやつ」と言うので、「ん?」と思いつ、持ち帰ったものの、やっぱり我が家にも1冊あったのです。ちなみに、我が家にはキンクスの「Low Budget」も2枚あって、これもまた「ごめさんから借りたやつ」と、Ryoちゃんが手渡してくれたもの。

ディランの自伝が、はたして「文学賞」に値するものなのかどうか、私には判断がつきません。なるほど、数多の「日記もどき」とは異なり、読む価値のある興味深い本である、程度のことはわかります。そうして彼(ディラン)は、今でも「ロール」し続けている方なので、この受賞が、歴史的(いわば、教科書的)に、ロック(むろん、ロールじゃなく)の灯を止めるような最後の一撃になってしまう(もちろん、この受賞によってディランの態度が変わることはあり得ないので、むしろ、外野の方の問題)のではなかろうか、な~んて、心配になったりもしています。

少なくとも私は、桑田佳祐さんの「ただの歌詩じゃねえか、こんなもん」という気持ち(これぞ「ロール」だ!)こそが、おそらく、今のディランの心象を象徴しているのではなかろうか、と想像しています。そうして、殿堂入りに最も相応しい人物でありながら、その殿堂の価値を「たかが」と思っているであろうディランだからこそ、「賞」に相応しいのかなぁ、とも思っています。


「Blind Willie McTell」Bob Dylan
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