まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

リスペクトが昇華した瞬間に(主にRyoちゃんへ)

2016-10-13 01:17:39 | 日記
トリビュート系の音源はたくさんあるけれど、大概が面白くありません。そりゃそうだ、だって、オリジナルを聴いていた方が断然面白いんだもん。それらはつまり、超えることが目的なのではなく、紹介することに意義がある、つまり自らが獲得しているファンに対して、訴えている、私はこんな音を聴いて育ったのですよ、と。

例えば、ERIC CLAPTON & FRIENDSの「THE BREEZE」。ほとんど聴いていません。むろんクラプトンには超感謝していて、彼のおけげで、J.J. Caleの世界を知ることが出来たのは、事実なのですから。クラプトンが奏でる音楽には、時々迷いがあるけれども、こと彼の「聴く耳」に関してだけは、私は全面的に信頼しています。

仲井戸麗市さんだって、そんな(いわばクラプトン的な)アプローチをしないわけではないけれども、基本的には、別な方法を試みます。つまり、オリジナルに昇華させることができる。麗蘭の「25」における「SONGS for J.J. Cale」はまさにその好例、典型。

「25」というアルバム、そして先日の赤坂のライブは、全編を通して、鈴木ひろぶみさんに捧げられています。鈴木裕文さんのパーカッション、好きだったなぁ。麗蘭のアルバムを買うたびに、そのクレジットで彼の名前をさがしていましたもん。スライダーズの「GIG'89 BACK TO THE STREET」のツアーを、私は八王子で観ています。今思えば、彼等にとっては、準・地元みたいな場所でしたな。で、その時のツアーに、鈴木さんも参加していた、そういう記憶があります。曲によっては、ツインドラム的な、そんな重圧のあるビートだったはずです。そうそう、今回のライブにおけるJAH-RAHさんのドラミングに、私は鈴木さんに対するリスペクトを感じました。感謝 for you。


「ミュージック」麗蘭
↑鈴木さんを中心に、というわけで、この映像を。

追記 Ryoちゃんへ

左之助さんに教わったのですが、ゾンビーズの「オデッセイ・アンド・オラクル」は素晴らしいです。聴いたことあるかな。未聴でしたら、是非。ちなみに、この作品には参加していないけれども、キンクスで活躍していたジム・ロッドフォードとボブ・ヘンリットは、もとはゾンビーズ系?で活躍していたのですね。知りませんでした。
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I’ve got the blues for you (ふたたびあっくんへ)

2016-10-13 00:06:07 | 日記
ストーンズの新譜の記事についてですが、もちろん知っていました。私は、この音源は、要する「Stripped」のような、ある種のライブアルバムなのだと、少々否定的に捉えています。好々爺による、好々爺のための音楽。

一方で、例えばクラプトンは、ファンサービスという点では、筋を通しています。 「From the Cradle」→「Pilgrim」 。「Riding with the King」→「Reptile」。「Me and Mr. Johnson」→「Back Home」。つまり、ブルースカバー作品→オリジナル中心作品、と、繰り返していた。

ボブ・ディランなんかもそうだけど、やっぱりカバー系の作品が増えている。創作意欲が衰えている、ということでもあるし、良いものを伝えておきたい、ということでもあるのだと思う。そういう意味で、最近のロッドは偉い!「TIME」と「Another Country」。よくぞ帰還してくれたなぁ。

若い連中が、切磋琢磨して、いい音を奏でているわけだし、爺さん世代の音楽には、あんまし心が動かされない。けれども、その次に発売されるであろうストーンズの本当の新譜には、もちろん期待をしています。


「I Got The Blues」The Rolling Stones

↓ ゴシップ中のゴシップ
これが本当のセレブ婚
ストーンズファミリーは、衰えませんなぁ(苦笑)
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