再掲

欲しかったイチローズモルトの写真を再掲しました。去年秩父夜祭りに行った時に、地元の小さな(商売気のない）酒屋さんで奇跡的に？見つけました。＜店の奥で埃にかぶって眠っていた＞という表現で間違ないでしょう。ぶれた写真ですので正確にはわかりませんが、3780円？5780円？、そんな値段だと思われます。このお酒を、ネットオークションなどで高額な金額を払ってまで呑んでみたいとは思いません。それは私の価値観とは異なります。美味しいウイスキーは、他にもたくさんあるのでしょうし。

ちなみに。私が初めて自ら手にしたウイスキーは、サントリーのホワイトです。買ったのではなく、パチンコの景品で選びました。私は山口瞳の（開高健の）ファンなので、当時はまだサントリー派でした。

そうそう。山本周五郎と山口瞳が対談をした時に、ふたりが飲んだお酒は何だったっけ。角瓶？オールド？「これが君の好きなお酒だろ？」みたいな、そんな山本周五郎の配慮があって、でも、山口瞳は内心で、いつもはホワイトなのです・・・、みたいな葛藤があった、と、そんな経緯が「男性自身」に書いてあったような記憶があります。

ともあれ。今私は、分相応に生きることこそが、「粋」なのではないかと考えたりもしています。ですから、例え就職祝いであろうとも、この値段以上のイチローズモルトを買う気にはなれないわけです。