■ヴィレッジ・ジャック(第484話) 発表2002年6月
評価 ★★★★
依頼人
①ロシア政府 ②マイクロ・ゲイト社 OS開発最高責任者クリス・クシュナー
ターゲット
①村に潜むチェチェン人活動グループのリーダーと中核メンバー②襲撃者の抹殺
報酬 ①不明②依頼不成立
今回弾丸発射数 17/ 通算弾丸発射数 2,823
今回殺害人数 17/ 通算殺害人数 5,160
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 113
<ストーリー>
クリミア半島のヤルタ近郊の小村。村民180名の村に、チェチェン人活動家が潜伏しているという。ホテルが占拠され人質となったゴルゴは・・・
<この一言>
支配人・・・チェックアウトを頼む・・・
<もう一言>
依頼者の立場が・・・世に正当と思われているかどうかは、俺が仕事を受ける条件に入ってはいない・・・
<解説>
クリミア半島ヤルタ近くの小村のホテルで、占拠事件が発生。武装勢力は宿泊客の一人『マイクロ・ゲイト社OS開発最高責任者クリス・クシュナー』を盾に身代金を要求する。
村に潜伏する活動家グループをあぶり出し、リーダーと中核メンバーを抹殺して欲しいとの依頼をロシア政府から受けていたゴルゴは、宿泊客になりすまし人質の一人となっていた。武装勢力は使い捨ての駒に過ぎず、村に潜む活動家は別に存在すると判断したゴルゴは、”チェックアウトを頼む”と申し出てホテル外に逃れる。
ホテルに向かう活動家グループを殲滅させた後、ホテル内の武装グループも全滅させたゴルゴは、人質にまぎれていたバイオリン弾きの老人を詰問する。バイオリンに仕掛けた小型マイクでホテル外にいた活動家達に指令を送っていたこの老人こそが、活動家グループの指導者であった。老指導者の最期の言葉は”この憐れな徒を、排除したまえ・・・”。しかし、その指令を聞く者はもうこの世にいない・・・
なんということのない作品だが、この作品の評価は★4つ。その理由は、ゴルゴの卓越したユーモアのセンスにある。武装勢力を前にしてチェックアウトを申し出るとは、凡人にはできない発想だ。支配人を含め人質全員がゴルゴのセリフを聞いてあっけに取られているのが可笑しい。一方で、武装勢力と村の活動家を分断させたゴルゴの交渉術も素晴らしい。短いセリフで核心を突くゴルゴの交渉力・説得力は、ビジネス・パーソンとして見習うべき点が多い。
ズキューン
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>短いセリフで核心を突く
出来る男は無駄口を叩かないのですね。ダラダラ喋るより、“たった一言”の方が印象に残ることが多い様に思います。
ゴルゴンの潜入ミッション。目的が無ければ、天下のゴルゴンが黙って人質になる訳が無いのは分かっていましたが、思わずどきどきしてしまいました。私も☆4つ進呈します。
本日の一句「作戦も、頭の良さでも、ジジイ負け」
>出来る男は無駄口を叩かない
そうですよね~。でも、取引先の担当者がゴルゴ並に口数が少なかったら、ちょっとツライです。
私たち読者は、ゴルゴンの性質を知っているから良いものの・・・担当者の口数が少ないのは、ある意味拷問ですな。
>担当者の口数が少ないのは、ある意味拷問ですな。
過度に饒舌な人の長話も疲れますけどね(笑)