■未来予測射撃(第498話) 発表2002年10月
評価 ★★★
依頼人 なし
ターゲット ピート
報酬 なし
今回弾丸発射数 5/ 通算弾丸発射数 2,909
今回殺害人数 2/ 通算殺害人数 5,310
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 117
<ストーリー>
相手の動きを予測して狙撃する若手スナイパー”ジョン・スミス”。期せずしてゴルゴとのプロフェッショナル同士の対決を迎えるが・・・
<この一言>
あんたがどんな人生を送って来たか・・・俺には興味がない・・・俺が依頼の中で知りたいのは、その依頼内容が、俺の仕事として納得できるかどうか、だ・・・
<もう一言>
名前を聞いておこうか・・・
<解説>
相手の動きを予測して狙撃する若手スナイパー”ジョン・スミス”。理詰めで獲物を捕らえる狙撃により、スナイパーとしての地位を築き上げてきた。
情報屋のピートは”ジョン・スミス”とゴルゴに接触、スミスにはゴルゴの断った仕事をスミスが請け負ったことを伝えゴルゴへの敵愾心に火を付け、ゴルゴにはスミスがゴルゴの命を狙っていると伝え、情報提供料をかすめ取る。しかし、スミスもゴルゴもピートの背信を見抜き、ピートに死をもって償わせるべく、運転中のピートを狙撃する。
同時にピートを仕留めたスミスとゴルゴであるが、プロのスナイパー同士として決着をつけるべく対峙する。ライフルでの銃撃戦の末、弾丸を使い果たした両者は距離を詰め、ハンドガンでの対決に持ち込む。銃声からゴルゴのハンドガンをコルトと読んだ、スミスは自らのハンドガンが初速で勝ると考え、勝負にでる。しかし・・・。ゴルゴはM16に弾丸を残しており、圧倒的初速差でスミスを仕留める。ゴルゴに名前を問われたスミスは”ジョン・スミス”(=どこにでもいる男)と答え、息絶える・・・。
プロフェッショナル同士の対決を描いた短編。銃による一対一の対決は古くさいとの指摘もあろうが、テクノロジーに過度に依存する狙撃や微細に入り組んだ蘊蓄による狙撃よりも、ストレートに読者に訴求する内容でエンタテインメント性が高く、”劇画”の王道を行く内容だ。ゴルゴが最後に名前を問うているのも、”ジョン・スミス”の腕前を認めてのことであろう。ちなみに、この”ジョン・スミス”という名前、英語では”どこにでもいる男”という意味で使われるらしい。日本で言えば”山田太郎”みたいなものか・・・
ズキューン
ゴルゴ13(150) 巻掲載
ゴルゴ13(155) 巻(最新刊)
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プロ同士のサシの勝負、大好きですね。私の中では『バイオニック・ソルジャー』の次に気に入っています。今回の決着は、“腕”よりも“経験の差”が出たと言えるのではないでしょうか。
本日の一句「プロ同士、ここで会ったが、百年目」
>プロ同士のサシの勝負、大好きですね
私も大好きです。
>“経験の差”が出た
そうですね。
スナイパーという裏家業では強烈なプロフェッショナリズムが要求されるため、後進の育成はせず、排除の方向にありますね。厳しい・・・
※スパムコメントのご指摘ありがとうございます。ほんと困ったものですね・・・
私も好き・・・ですが、
「落日の死影」的な「超プロ同士の共闘」も観たいです。
(いや"見所はあるが一人前寸前の若手"に助けられて依頼遂行とか。
そいつがなぜか準レギュラー入りして銃の治しにディブを紹介したりした日には・・・)
>「超プロ同士の共闘」
いいですね。しかし、時代が変わったのか、最近は超プロが登場しませんね。分っちゃいない若造が多い気がします(笑)
>1対1で外した弾数でいえばあのスパルタカスと同等かあるいは上回るのでは?
言われてみれば!!ゴルゴにあれだけ弾を使わせるとは、ジョン・スミス、なかなかのやり手ですね。