ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第2巻檻の中の眠り-1,2,3,4,5,6

2006-09-17 11:43:43 | 第001巻~第005巻

■檻の中の眠り(第5話) 発表1969年3月

評価    ★★★★

依頼人   不明

ターゲット  ブルーアイ・ザラス

報酬    不明 

今回弾丸発射数 3 / 通算弾丸発射数  31

今回殺害人数  1/ 通算殺害人数   24

今回まぐわい回数 0 / 通算まぐわい回数 2

<ストーリー>
脱出不可能とされる監獄に捕らわれたゴルゴ。その狙いは?

<この一言>

おれの名はゴルゴ13・・・おれが相手に名乗ったのは今度がはじめてだ

<解説>

ゴルゴが多用する「デューク・東郷」名義が初登場するのが本作。また、コンピュータ並と言われるゴルゴの頭脳明晰ぶりが披露されるのも本作が初となる。

■白夜は愛のうめき(第6話) 発表1969年4月

評価    ★★★

依頼人   不明

ターゲット  男

報酬    不明

今回弾丸発射数 3 / 通算弾丸発射数  34

今回殺害人数  2/ 通算殺害人数   26

今回まぐわい回数 1 / 通算まぐわい回数 3

<ストーリー>
たまたま居合わせた女がゴルゴに惚れる。その結末は?

<この一言>

いいからもう行ってくれ

<解説>

狙撃現場を女に見られたゴルゴは、女に向かい迷わず引き金を引く。非情ゴルゴの原点がここにある。

■ブービートラップ(第7話) 発表1969年5月

評価    ★★★★

依頼人   フランス保安局

ターゲット  アンドレ・ゼギー労働総同盟書記長

報酬    20,000,000フラン

今回弾丸発射数 10 / 通算弾丸発射数  44

今回殺害人数  10/ 通算殺害人数   36

今回まぐわい回数 0 / 通算まぐわい回数 3

<ストーリー>

ストライキ回避のため労働総同盟書記長の暗殺を依頼されたゴルゴ。依頼はキャンセルされ、一転狙われる身に。

<この一言>

おれが生きながらえてきたのは、片道通行をやめてスポンサーといつも往復通行にしてきたからだ

<解説>

1952年に解散し復活した西ヨーロッパのドイツ系殺人集団「薔薇十字同盟」を殲滅させたゴルゴ。本件には1968年6月11日という具体的日付が記されている。

■黒い熱風(第8話) 発表1969年5月

評価    ★★

依頼人   ソ連軍事情報機関(真の依頼者はカイヨーテ大佐)

ターゲット  ガボン共和国革命評議会オーバーメ将軍

報酬    $100,000  

今回弾丸発射数 0 / 通算弾丸発射数  44

今回殺害人数  0/ 通算殺害人数   36

今回まぐわい回数 1 / 通算まぐわい回数 4

<ストーリー>
アフリカのガボンで囚われたゴルゴ。銃殺刑に処される直前からストーリーは始まる・・・。

<この一言>

熱いな。さすがアフリカだぜ

<解説>

本作でゴルゴは1発の弾丸も発射せず、一人も殺していない。ターゲットはゴルゴが狙撃する前に別の者が狙撃してしまう。その意味で本作は非常に珍しい。本作の評価が低いのは、ゴルゴが銃殺寸前という危機に陥るのだが、助かったのが偶然であることに起因する。今回の状況では殺されていてもおかしくない。

■南仏海岸(第9話) 発表1969年5月

評価    ★★★

依頼人   国際決済銀行 ミスター・ドワイト・D・グリンヒル

ターゲット  フランソワ・ギョール/オレグ・コンスタンチン

報酬    不明 

今回弾丸発射数 2 / 通算弾丸発射数  46

今回殺害人数  2/ 通算殺害人数   38

今回まぐわい回数 1 / 通算まぐわい回数 5

<ストーリー>
金のブラックマーケットを操る男の殺害を依頼されたゴルゴ。だが、ゴルゴが狙撃する前にターゲットが殺られてしまう・・・

<この一言>

おれ以外の者をやとわなかったと信じていいんだな

<解説>

2話連続でターゲットを別の者に狙撃されてしまう。最後は同業者同士の対決で幕を閉じる。今回殺害人数「2」には、犬が含まれている。

■ゴルゴin砂嵐(第10話) 発表1969年6月

評価    ★★★

依頼人   イスラエル諜報部 モシェ・ダヤン

ターゲット  ソ連技術将校2名

報酬    $300,000 

今回弾丸発射数 7 / 通算弾丸発射数  53

今回殺害人数  7/ 通算殺害人数   45

今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数 6

<ストーリー>
戒厳令下のイスラエルに侵入し、依頼を受けたゴルゴ。ミッションの成否は中東情勢を左右するものであった。

<この一言>

最後までチャンスを待つのがほんとうのプロ

<解説>

本作ではターゲットの殺害は描かれていない。イスラエルの勝利が記されていることからミッションは完遂されたと想定される。なお、本件には1967年6月5日という日付が記されており、時系列的には「ブービートラップ」よりも前となる。

<ここまでに判明したプロフィール>

・「ゴルゴ13」の名前の由来は、ドイツの刑務所でのゴルゴの管理番号が『G1214』で囚人たちが「ゴルゴ13」と呼ぶようになったとの説(第1巻-1)
・「ゴルゴ13」の名前の由来は、イエスを裏切ってイバラの冠をかぶせゴルゴダの丘で十字架にかけた13番目の男という説(第1巻-1)
・背後に音を立てずに近寄られると、条件反射的に攻撃する(第1巻-1)
・狙撃用に改良したアーマライトM16を使用(第1巻-1)
・確認できるゴルゴが関与した最も古い事件は1965年(第1巻-1)
・握手をしない(第1巻-2)
・依頼人に二度と会わない(第1巻-3)
・日露混血説(第1巻-4)
・デューク東郷を名乗る(第2巻-1)
・タバコはトルコ巻きのトレンド(第2巻-4)
・報酬は$50,000以上(第2巻-4)

ズキューン・・・

ゴルゴ13 (2) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
賛美歌13番さんほんとゴメンナサイ!またまたあ... (マリヨ神父)
2011-02-11 20:58:05
賛美歌13番さんほんとゴメンナサイ!またまたあら探しばかりしているマリヨ神父です(笑)
『ブービートラップ』『黒い熱風』『南仏海岸』『ゴルゴin砂嵐』が隠れていますよ!(笑)
私みたいな物好きが各エピソードにコメントを載せたいと思っているかも知れないので、どうか各エピソードを独立(笑)させてあげて下さい。
返信する
マリヨ神父さん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2011-02-12 23:01:08
マリヨ神父さん、こんばんは。
>『ブービートラップ』『黒い熱風』『南仏海岸』『ゴルゴin砂嵐』が隠れています
そうなんです。このころは、一話一ページの原則が確立されていなかったので、一ページに複数話を記しているんですよね~独立させたいのですが、どうやらOCNブログではムリのようです(涙)
返信する
『南仏海岸』あれっ?讃美歌13番さんには珍しく... (マリヨ神父)
2011-05-04 13:16:38
『南仏海岸』あれっ?讃美歌13番さんには珍しく、パチスロ「ゴルゴ13」についての説明がないですねぇ!!(笑)
これ対決シーンで、見事相手が「ううっ、ケッ、ケンタウロスはどこだ!」と言って倒れるとボーナス確定ですよ!(笑)
返信する
マリヨ神父さん、こんにちは。 (賛美歌13番)
2011-05-07 16:39:31
マリヨ神父さん、こんにちは。
>これ対決シーンで、見事相手が「ううっ、ケッ、ケンタウロスはどこだ!」と言って倒れるとボーナス確定ですよ!(笑)
あちゃ~忘れちゃいました。ATのついているゴルゴ、かなりやりこんだのですが・・・
返信する
『檻の中の眠り』 (マリヨ神父)
2011-05-07 18:25:55
『檻の中の眠り』
こんにちは讃美歌13さん、そしてゴルゴサウルスさん、連休中でヒマを持て余しているマリヨ神父です(笑)
「デューク東郷」なる変名はどのエピソードが初出なのだろうかと気になったので調べてみると、このエピソードでしたねぇ!
そしてゴルゴが自分で「おれの名は…ゴルゴ13…」なんて、恥ずかしげもなく言っているのも珍しいですねぇ!!(笑)
この次の次のエピソード『ブービートラップ』でも「どうしてぬけだすつもりなんだ!?ゴルゴ13!!」などと自問していますが、よくまあ恥ずかしくないものです(笑)。『南仏海岸』でもイクシオンに名を聞かれて「ゴルゴ13…」などと言う始末!一体、いつから自分の事を「デューク東郷」と言うようになったのでしょうか?
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マリヨ神父さん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2011-05-08 22:13:41
マリヨ神父さん、こんばんは。
>ゴルゴが自分で「おれの名は…ゴルゴ13…」なんて、恥ずかしげもなく言っているのも珍しい
でたー!アーリー・ゴルゴの恥ずかしいセリフ。若気の至りが口を滑らしたのでしょうが、なかなか言えるセリフではありません(苦笑)
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Unknown (Unknown)
2016-08-21 14:36:29
コンビニコミックの南仏海岸でオレグが「片輪者とな。」と言ったところが「目のことをな。」と変えられていました。
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