■ドラゴン・バードへの実験(第251話) 発表1986年9月
評価 ★★★
依頼人 CIA長官
ターゲット 極左翼系組織”竜の鳥”首領P・S・モズーコ/グロスロ/バローニ/
チョーズン/カマロ/パッサム
報酬 不明($200,000以上と推定)
今回弾丸発射数 6/ 通算弾丸発射数 1,402
今回殺害人数 6/ 通算殺害人数 1,538
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 83
<ストーリー>
極左翼系組織”竜の鳥(ドラゴン・バード)”は世界各国で群衆暴動を起こし、政府転覆・共産化を図るプロのアジテーター集団。CIA長官は”竜の鳥”の抹殺を依頼する・・・
<この一言>
いかなる協力も惜しまん・・・と、言ったな?
<解説>
極左翼系組織”竜の鳥(ドラゴン・バード)”は世界各国で群衆暴動を起こし、政府転覆・共産化を図るプロのアジテーター集団。首領「P・S・モズーコ」に率いられた”竜の鳥”は1960年羽田のハガディ事件を始め世界の暴動を扇動してきた。7日後に迫った南アフリカでの国民集会で、”竜の鳥”が暴動を起こすべく暗躍しているとの情報を掴んだCIA長官は”竜の鳥”のメンバーの抹殺をゴルゴに依頼する。
夜のスタジアム内の群衆に紛れ込んだに”竜の鳥”メンバーを次々と狙撃するゴルゴ。NPPDと呼ばれる特殊な光に反応する蛍光性物質を”竜の鳥”メンバーにつけることで、狙いを定めていたのであった。CIAが極秘裏に開発した物質を入手していたゴルゴ、CIA長官をもって「さすがというべきか・・・なんというべきか・・・」と言わしめている。
ブラームス博士の家に入り込み、堂々と椅子に座って博士を待ち受けるゴルゴの不遜な態度が最高だ。ゴルゴに協力したら博士の借金$200,000を肩代わりするというゴルゴの有無を言わさぬ交渉術が凄い。
ちなみにCIA長官は第71巻-3『アイスバーグ』、第72巻-3『見えない軍隊』に続き3回目の登場。
ズキューン
ゴルゴ13 (73) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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>ゴルゴンの差し金でしょうか?
そうそう、この作品の謎ですね。CIAかなと思わせますが、ゴルゴの指示というのが妥当でしょう。さすがペロさん、ナイス着眼点です!
しかし、CIAが博士とモズーコとの関係性に気付いたのはもっと後のことなので、あのふたりはCIAではなく、やはりゴルゴンの差し金だったのでしょう
実はこだわりがあって、ゴルゴが直接銃を撃つシーン、銃口から火が噴くシーンが好きで、銃声だけとか窓ガラスに穴が開いて標的が死ぬ、いきなり眉間にビシッ、直接撃つシーンでも後姿になってたり、格闘技やナイフ、弓矢だけで終わったり、直接撃つシーンでも目が黒く塗りつぶされてたりするのが苦手なんですよ。
描写にこだわりがあるようですね。
73巻を調べてみると・・・
『ドラゴン・バードへの実験』
射撃シーンあり/被害者の血しぶきあり
『ダイブtoトリポリ』
射撃シーンあり/被害者の血しぶきあり/格闘シーンあり/拷問シーンあり
『フィールド・テスト』
射撃シーンあり/血しぶきあり
73巻はいろいろな角度でゴルゴの射撃シーンが描かれていますね。ただし、その分血しぶきもいっぱいです・・・