ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第74巻-1見えない翼

2007-06-04 23:46:18 | 第071巻~第075巻

■見えない翼(第254話) 発表1985年11月

評価   ★★★★

依頼人   KGBウラジミル・ペテルスキー

ターゲット ステルス設計者クラレンス・ベッカー博士

報酬    $1,000,000

今回弾丸発射数      5/ 通算弾丸発射数 1,430

今回殺害人数        2/ 通算殺害人数   1,581

今回まぐわい回数    2/  通算まぐわい回数    88

<ストーリー>
アメリカが開発した見えない戦闘機”ステルス”に脅威を感じたKGBは、ゴルゴに開発者の殺害を依頼する・・・

<この一言>
ソワール・ド・パリ(香水)で体臭はごまかしても・・・括約筋はロシア女のものだ・・・KGBか・・・?

<解説>
防空レーダーに感知されない新型戦闘機をアメリカが開発した。この見えない戦闘機”ステルス”に脅威を感じたKGBは、ステルス開発を阻止すべく「クラレンス・ベッカー博士」の殺害をゴルゴに依頼する。しかし、ベッカー博士はニューメキシコ州のホロマン空軍基地に隣接した秘密基地に勤務しており、この秘密基地から脱出するにはステルス戦闘機を奪取して空路で逃れるしかないという。

ゴルゴは空軍基地に忍び込みベッカー博士を殺害するも、ステルス戦闘機での脱出が不可能となったためステルスを爆破。基地のすぐそばに住む老人を訪ね、複葉機に乗せて欲しいと頼み込む。ゴルゴを乗せた複葉機はアメリカ空軍のF16に発見され攻撃を受けるが、第一次世界大戦の空中戦で活躍したという老人の巧みな操縦でF16の攻撃をかわす。圧倒的な性能差のあるF16と複葉機であるが、スピードと旋回半径の差を逆手にとって老人の操る複葉機はF16の視界から消える。複葉機はレーダーからも探知されずに逃げおおせるのであった。

最新鋭の戦闘機が第一次世界大戦中の複葉機に翻弄され、木と布でできた複葉機がレーダーに探知されない”ステルス”になりかわる皮肉が面白い。

ゴルゴの”見えない”夜の生活もお盛んで、KGBの女性工作員ゾーヤ・クリコフ少尉を相手に圧倒的な性能差を見せつけている。
「おおお~っ ち、ちくしょうっ こ、こんなのってあるのォ!!」「悪魔!!人殺しっあああ~っ」
クリコフの喘ぎ声からもゴルゴの巧みなテクニックが伺われる。
一方のゴルゴは冷静そのもので、「括約筋はロシア女のものだ・・・」と冷静に分析。本当にそんなことが分かるのだろうか・・・
「のどが、まるで枯れ・・・井戸・・・」と汗だくで涎を垂らしながら余韻に浸るクリコフであるが、落ち着きを取り戻した後、もう一度ゴルゴとのまぐわいを求める。「生きている証が欲しい・・・」とまで哀願されているので、ゴルゴは応えたものと推測される。ゴルゴが同一女性と複数回まぐわったのは、第10巻-4『リオの葬送』マイヤ、第11巻-4『そして死が残った』マリー、第21巻-2『海へ向かうエバ』エバ、>第73巻-2『ダイブ to トリポリ』エリザに続き5回目。生きている証を得られたクリコフであるが、FBIの襲撃を受けて自害する。最期のセリフ「あ・・・あなた・・・」がなんとも哀しい・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (74) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
賛美歌13番さんこんにちわ。 (ペロ)
2007-06-05 16:54:23
賛美歌13番さんこんにちわ。
確かに木と布で出来ている複葉機は、ある意味“ステルス”ですね(笑)。また、空中戦では旋回性能が大切だということに改めて気付いたのでは(笑)
しかし、ゴルゴンはベッドの上では“奉仕型”ですね。女性にあれだけ喘がせておいて、自分は最後までしないのだから。
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ペロさん、こんにちは。 (賛美歌13番)
2007-06-06 17:05:20
ペロさん、こんにちは。
ゴルゴのナイトライフ、謎だらけです。なぜ、そこまで奉仕をするのか?奉仕をした直後に躊躇なく殺すこともありますしね・・・
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はじめまして。 (思索人とみざわ)
2008-02-20 08:34:45
はじめまして。
イージス艦と漁船の事故をうけ、リンク&トラバさせていただきました。
よろしくお願い申し上げます。
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思索人とみざわさん、コメントありがとうございま... (賛美歌13番)
2008-03-02 22:48:22
思索人とみざわさん、コメントありがとうございます。レスが遅くなり申し訳ありません。

とみざわさんのブログ、拝見しました。とても充実したブログですね。定期的にお邪魔したいと思います。
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こんばんは、賛美歌13番さん。カムバッカーです。 (カムバッカー)
2009-09-07 23:33:40
こんばんは、賛美歌13番さん。カムバッカーです。

読んだ本が見つからないですが、書いちゃいました。

柔道の山下泰裕さんの話で、当時のソ連の女性の話を聞いているときになんだか息が当たるのだそうです。話を聞きながら見てみると、どうも話しているときに鼻から出ている息だったということでした。

ソ連(ロシア)の女性は話す時から、パワーみたいなものが違ったそうです。

ゴルゴのことだから、話しているときの鼻息を感じたところで「マダムロシャス」を見抜いていたのかもしれません。

それではまた(^O^)/~
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カムバッカーさん、コメントありがとうございます。 (賛美歌13番)
2009-09-08 00:39:23
カムバッカーさん、コメントありがとうございます。
>ソ連(ロシア)の女性は話す時から、パワーみたいなものが違ったそうです
ひょっとしたら、山下氏もゴルゴと同じく”寝技”上手かも(笑)
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