■ROOM.No.909(第50話) 発表1971年10月
評価 ★★
依頼人 証券取引委員会チャールズ・C・ホイットニー
ターゲット ロバート・ホートン
報酬 $100,000
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 274
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 245
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 31
<ストーリー>
証券取引委員会からマフィアの大物「ロバート・ホートン」の殺害を依頼されたゴルゴ。ホートンはニューヨーク株式市場を乱高下させ、企業買収を繰り返していた・・・
<この一言>
おれは過去に2度もホテル火事にあったからな・・・カイロとハンブルグだ・・・
<解説>
ターゲットは株式市場を乱高下させ、企業買収を繰り返すマフィアの大物「ロバート・ホートン」。地上31階、高さ100mのオフィスにいるときにしか狙撃のチャンスがないという。約500m離れたビルの909号室から狙撃を行うゴルゴ。標的を見事仕留めるのだが、そばにいた猫が発射音に驚いて飛び跳ね、ゴルゴは猫の動きに反応、薬莢をバルコニーから落としてしまう。ニューヨーク市警から尋問を受けるゴルゴであるが、横風6.2mの天候下、距離500mの狙撃は不可能として釈放される。痛恨のミステイクが描かれる本作、ゴルゴにとっても不本意な事件であろう。
なお、本作までに判明している長距離狙撃には① 第7巻-1『AT PIN-HOLE!』 1,020m②本作『ROOM.No.909』500mがある。
ズキューン
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狙撃用ライフルでは連射ができないから奇襲を食らった時命取りになるはずなんですが・・・。
銃器には明るくないのですが、M16は遠距離射程の狙撃には不向きなのでしょう。M16さんのおっしゃるように、「猫の奇襲」で命取り寸前のゴルゴの表情が印象的です。
全く別の次元の話かも知れませんが、今作から、90年代に問題となった総会屋の跳梁を思い浮かべてしまいました。
今作と『夜は消えず』から連想したのですが、これまで狙撃時に鳥が飛んでくるような事は起こらなかったのですかね。
かなりピンチを招く事態ではと思うのですが。
>90年代に問題となった総会屋の跳梁
そういえば、総会屋という単語を耳にしなくなりました。法規制でその存在がなくなったのか、水面下では同様のことが続いているのか・・・
>狙撃時に鳥が飛んでくるような事は起こらなかったのですかね。
狙撃時の動物、やっかいでしょう。しかし、個人的には動物よりも虫が寄ってきたらイヤです(笑)用心深いゴルゴのこと、虫よけスプレーをしてから仕事に臨んでいるのか・・・
ゴルゴがM16を使うのは短距離の狙撃と、
乱戦が予想される仕事のときのようです。
難しい距離・条件の仕事では、それなりに誂えた銃を使ってます。
「狙撃のGT」然り、「at Pin-Hole」然り。
今回は距離と風の条件の問題から、より高性能な銃を使ったのでしょう。
最近はM16の性能が向上したせいか、そういうケースは減ってきましたが。
ゴルゴ・シリーズの銃器の描写は、すごくリアルですね。銃器に明るい方には、たまらない内容と思います。リイド社から出版された銃器の本でゴルゴと関連が深いものがあるのですが、絶版ゆえ入手できていません。
「北側に窓が一つもないビル」がそれも二つ並んで建っているところだと思う。いくらゴルゴの超人的な狙撃能力を描くためとはいえあまりに不自然。以前はそちら側にもビルが二つ建っていて影になるから窓を作らなかったとでもいうのだろうか?