■白い巨人(第75話) 発表1973年7月
評価 ★★★★
依頼人 カストロ派ゲリラFAR(反乱武装集団)
ターゲット コーポレイティッド・グリーン・カンパニーのボス「アルベルト・ゴメス」
報酬 不明
今回弾丸発射数 8/ 通算弾丸発射数 518
今回殺害人数 8/ 通算殺害人数 395
今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数 43
<ストーリー>
グアテマラにてアメリカ資本企業のボス「ゴメス」の殺害依頼を受けるゴルゴ。父親をゴメス一派に殺された少年「ピッカロ」はゴルゴへ協力を申し出る・・・
<この一言>
いいかぼうず・・・おれの言うとおりに動くんだぞ・・・勝手なことをした時は死ぬ時だと思え・・・
<解説>
少年「ピッカロ」とゴルゴの心のふれあいを描いた作品。ピッカロの父親「ペドロ」はアメリカ資本企業の搾取に反対、「コーポレイティッド・グリーン・カンパニー」のボス「アベルト・ゴメス」の殺害をゴルゴに依頼する。ゴルゴが到着する前にゴメス一派に情報が漏れ、ペドロは殺害される。ゴルゴはピッカロの母親がゴメス一派への内通者と知り殺害しようとするが、母親の裏切りを知らないピッカロの闖入により、母親殺害を見合わせる。父ペドロの敵討ちに荷担すべく、ピッカロはゴルゴに協力を申し出る。父親の敵討ちを哀願するピッカロの熱意に応え、ゴルゴはピッカロとの共闘を約束。ピッカロの母親はゴメス一派により殺害されるが、ゴルゴは最後まで母親の裏切りをピッカロに隠し通す。ピッカロの真摯な思いを受け止めるゴルゴの度量と男気はチャンドラーの名セリフ「タフでなくては生きていけない。優しくなくては生きている資格がない。」を想起させる。
ズキューン
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