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ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第36巻-3焼けただれた砂

2007-01-09 00:04:52 | 第036巻~第040巻

■焼けただれた砂(第129話) 発表1976年3月

評価     ★★

依頼人    イスラエル情報局

ターゲット  CIA工作員バンバー

報酬     不明

今回弾丸発射数      0/ 通算弾丸発射数 885

今回殺害人数        1/ 通算殺害人数   788

今回まぐわい回数    2/  通算まぐわい回数  67

<ストーリー>
イスラエル情報局より正体不明の「CIAバンバー」の殺害依頼を受ける。バンバーの手がかりはリリーという恋人がいることだけ・・・

<この一言>
敵を知るには、その敵と寝た相手を、知ることだ・・・人間・・・寝た相手には、その数が多いほど、自分の知らない間にクセをつけているものだ・・・

<もう一言>
もっともおまえさんの場合、レズだったのにはとまどったが・・・

<解説>
中東で次々に発生した爆破テロは、武器商人とCIAが中東に緊張をもたらすために仕込んだものであった。イスラエル情報局が実行犯を始末したが、CIAバンバーだけは正体がつかめず、ゴルゴにバンバーの殺害を依頼する。バンバーの手がかりはリリイという恋人がいることだけ。ゴルゴはリリイにアプローチし、ベッドをともにする。初めはゴルゴを拒絶するリリイだったが、ゴルゴのテクニックに陥落、2度目の情事の際は積極的にゴルゴを求めている。ゴルゴが同一の女性を2回抱くのは珍しい。リリイの反応からリリーがレズであることを知ったゴルゴは、バンバーが女であることを突き止める。正体を見破られたバンバーはい訝しがるが、「敵を知るには、その敵と寝た相手を、知ることだ・・・」とバンバーを突き止めた理由を語る。

リリイの反応からレズであることを見抜くのも凄いが、レズをもメロメロにさせてしまうベッド・テクニックも凄い。その秘密のテクニックを一部でもいいから教えてもらいたいものである。レズを扱った作品としては 第13巻-3『キャサワリー』 がある。殺し屋キャサワリーに対してゴルゴは男根を見せつけて恐慌に陥れている。このゴルゴもある意味、凄い・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (36)巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第36巻-2チチカカ湖はどしゃぶり

2007-01-08 01:53:42 | 第036巻~第040巻

■チチカカ湖はどしゃぶり(第128話) 発表1977年9月

評価     ★★★

依頼人    USマイニング社

ターゲット  ボリビア陸軍総司令官 アルフレド・デ・サントス

報酬     不明

今回弾丸発射数      2/ 通算弾丸発射数 885

今回殺害人数        2/ 通算殺害人数   787

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数  65

<ストーリー>
ボリビアの影の大統領と呼ばれているアルフレド・デ・サントスを狙うゴルゴ。病的に用心深いサントスに隙はあるのか・・・

<この一言>
おれは裏切り者を信じるほど自信家じゃない・・・

<もう一言>
おれの顔を見ると死ぬことになる・・・

<解説>
CIAとUSマイニング社は「アルフレド・デ・サントス陸軍総司令官」を実力者に仕立て上げ、ボリビアを経済的に支配してきた。しかし、サントスに権力志向が芽生え、ソ連寄りの姿勢を打ち出してきたことから、USマイニング社はゴルゴにサントスの殺害を依頼する。サントスは権力維持のため自身の警護に細心の注意を払っており、週末に訪れる別荘にも一分の隙もない。別荘への移動には専用のジェット戦闘機を利用しており、狙撃のチャンスは皆無と思われた。しかし、ゴルゴはサントス周辺を調査し、唯一の狙撃機会を作るべく下記の工作の末、狙撃に成功する。
・ロサンジェルスから最高級の売春婦を呼び寄せ、ジェット戦闘機のパイロットを籠絡
・アナウンサーを脅迫し、非常時の放送コード「チチカカ湖はどしゃぶり」を聞き出す
・アマチュア無線愛好家に、電波妨害と電波ジャックをそれとわからないよう依頼
・戦闘機コックピットでサントスを待ち受け、ジェットエンジンの轟音にまぎれて狙撃

サントスの用心深さはゴルゴに通ずるものがある。サントスは「臆病と用心深さとは似ているようで少し違う。臆病者はしょせんいざとなれば、あわてふためくだけだ」と説いている。 第28巻-2『ザ・スーパースター』 で「おれがうさぎのように臆病だからだ・・・だが・・・臆病のせいでこうして生きている・・・」とゴルゴは語ったが、臆病であることを自覚し驕ることなく細心の用心を払うことが、二人の生死を分けたのだろう。ゴルゴのセリフはいついかなるときも重い・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (36)巻掲載
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ゴルゴ13第36巻-1おろしや間諜伝説

2007-01-07 23:41:48 | 第036巻~第040巻

■おろしや間諜伝説(第127話) 発表1978年1月

評価     ★★★★

依頼人    KGB

ターゲット  ①リビア政府活動家モネイム②自衛隊幕僚庁特別調査局 岩淵二佐

報酬     不明

今回弾丸発射数      2/ 通算弾丸発射数 883

今回殺害人数        2/ 通算殺害人数   785

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数  65

<ストーリー>
ロシア人「アレクセイ・スメルジャコフ」と日本人「小柳美沙」の間に生まれたのがゴルゴ13なのか?ゴルゴ出生の謎に迫る自衛隊幹部が次々と殺されていく・・・

<この一言>
科白なし

<解説>
『日本人・東研作』(第14巻-1)『芹沢家殺人事件』(第27巻-1) に続く、「ルーツもの」第3弾。
内閣調査室海外保安局・若槻局長は確度85%のゴルゴルーツを掴み、自衛隊上層部に披露する。父はロシア人の『アレクセイ・スメルジャコフ』、母は日本人の『小柳美沙』。自衛隊上層部はさらなる調査のために幹部を派遣する。
         
[アレクセイ・スメルジャコフ/小柳美沙 年表]
1913年 スメルジャコフ:帝政ロシア陸軍少尉100m競争、水泳、馬術、射撃のオリンピック候補
1917年 スメルジャコフ:日本へ亡命。反ソ活動を展開。 
1939年 スメルジャコフ:逆スパイと疑われ、函館に軟禁される。
      小柳美沙:外務省の20数カ国語を話す間諜。監視役としてスメルジャコフと結婚。
1940年 スメルジャコフと美沙の間に男子出生
1945年 スメルジャコフ一家行方不明
1956年 スメルジャコフ一家、舞鶴に現れナホトカへ向かいスメルジャコフの弟を訪ねる。
     この時の写真の少年がゴルゴに酷似。
      <スメルジャコフの弟証言>
      ①スメルジャコフは息子に、国家・民族・イデオロギーを信用するなと教えていた。
      ②スメルジャコフは息子に、自分の腕一本で世界に通用する人間になれと指導。
      ③ゴルゴダの丘でイエスが処刑される話を少年は目を輝かせて聞いていた
1963年 スメルジャコフ一家、カザフ共和国に移住。
1975年 スメルジャコフ死去(実は生存しており、息子の遺体を埋葬)。小柳美沙行方不明。

父・スメルジャコフの身体能力や射撃術、母・小柳美沙の語学力を考えるとゴルゴが二人の子どもである、というのは確度の高い推論であろう。加えて、スメルジャコフには一年に一度右半身がマヒするという持病があるが、ゴルゴにも右手が突然しびれだすという持病があり、遺伝的な繋がりが疑われる。
しかし、ソ連のスパイになっていた「自衛隊幕僚庁特別調査局 岩淵二佐」は、スメルジャコフの息子はスメルジャコフによって殺されており、ゴルゴはスメルジャコフの息子ではないと発言、直後に岩淵二佐は狙撃される。

確度85%のゴルゴルーツ。しかし、スメルジャコフの持病は右半身のマヒが一年に一度、ゴルゴの持病は右手のしびれが不定期、という違いがある。岩淵二佐の発言は真実を語っているのではなかろうか?しかし、死人に口なし、真相はゴルゴが知るのみである・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (36)巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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