■日本人・東研作(第61話) 発表1972年6月
評価 ★★★★★
依頼人 フィリピン情報局カラスコ
ターゲット 伊藤忠政
報酬 不明
今回弾丸発射数 2/ 通算弾丸発射数 332
今回殺害人数 2/ 通算殺害人数 304
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 38
<ストーリー>
世界的ジャーナリスト「マンディ・ワシントン」が盟友「大山英雄」とともにゴルゴの『日本人・東研作』説を追求する・・・
<この一言>
依頼者と二度顔を合わせることを好かない
<もう一言>
報酬を受けとった時あんたとおれとの関係は消滅してしまっている
<解説>
ゴルゴの謎に迫る「ルーツもの」第一弾。
ジャーナリストのワシントンと大山は「1957.6.8 東研作」とメモのある写真を手がかりに「ゴルゴ=東研作」説を追う。
[東研作プロフィール]
1938年 父「東候作」と母(氏名不詳)の長男として出生。
1948年 10才 アメリカ人将校ウイリアムス、彼と肉体関係を続ける母親の2名を射殺。
遠縁の元陸軍大佐「伊藤忠政」に引取られ、I機関にて諜報・格闘技術を学ぶ。
1956年 18才 I機関を脱走した後輩2名を殺害。
1957年 19才 妹「東千恵子」所有の写真に収まる。「榊原商事」の屋上で撮影。
1961年 23才 I機関員として、北京にてソ連大使館員「ニコライ」「ボルゾフ」と中国人を射殺。
1966年 28才 I機関員としてトルコ駐在。CIA工作員によりスパイ活動中に射殺される。
1972年(34才)存命していれば、ゴルゴの推定年齢と合致
※東研作=通算弾丸発射数5/通算殺害人数7/通算まぐわい回数0
今回のゴルゴのターゲットは「東研作」の育ての親とも言える「伊藤忠政」。伊藤忠政はフィリピン武器密輸組織の頭目となっていた。ゴルゴに狙撃される直前、「顔立ちが似ているが、東研作はゴルゴ13であるはずがない。東研作はトルコで死んだ。」とワシントンに告げている。
伊藤忠政の言葉を信じれば「ゴルゴ=東研作」説は成立しない。しかしながら、伊藤忠政は伝聞で東研作の死を知り、自身の目で確認してはいない。ゴルゴが関与した最も古い事件は1965年であること、1966年にキプロスで事件を起こしていること(いずれも 第1巻-1『ビッグ・セイフ作戦』 )と東研作のプロフィールは矛盾しない。ゴルゴ=東研作とすれば、育ての父「伊藤忠政」と実母を殺害しており、自分のルーツを抹殺しているとも考えられる。以上を勘案すると「ゴルゴ=東研説」を完全に否定することはできない
ズキューン
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