goo blog サービス終了のお知らせ 

サカナクションの不思議な魅力

2014-01-11 08:18:17 | 音楽の魅力

サカナクションという面白い音楽

グループがいます。

昨年末の紅白にも初出場!

『ミュージック』という曲を披露して

くれましたが、この曲は何とも

いえない味わいがあります。

何ともいえないのですが、何とか

文字で表現してみます(笑)。

イントロが、テクノポップ風に

始まり、「おやっ」YMOかな?

と感じたくらい似たサウンド。

あのイエローマジック風の曲想

です。

ところが、途中から、ラップっぽい

語り口調の展開になり、

若者の悲哀を歌詞で表現!

う~ん、これは不思議!

音やリズムから歌詞に重点が

移っている。

かと感じたら、最終は、

メロディラインが美しく、

メッセージ性のある歌詞が

溶け込んでクライマックスへ。

歌い手も聞き手も興奮する

場面へと展開。

これが、この曲の”さび”の

部分、聞かせどころなのでしょう。

いろんな要素とテクが組み合わさって

いながら、しっかりと整理・編集

されているので、とても聴きやすい

感じの曲でした。

新鮮な感覚を味わえました。

そんなことを感じながら聞いて

いたのですが、この展開って、

昨年大ヒットしたドラマ『半沢直樹』

のテーマソングのサントラ盤に

似ているな、と思いました。

イントロから展開して、主旋律、

そして、さらにスケールアップして

盛り上げるメロディライン・・・・

このサントラも、”さび”は主旋律

ではなく、盛り上がるメロディライン

だと独断でかんじたのですが、

サカナクションと違い歌詞はなくても、

編曲の方法が似ているのでは?

と感じたのです。

若者のメッセージと企業戦士の

戦いというテーマの違いはありますが、

曲想が意外にも似ているのに

自身驚きました。

これは、”売れる”秘訣

なのでしょうか?


2014年ウィーンフィル ニューイヤーコンサート

2014-01-01 21:07:47 | 音楽の魅力

2014年、新年が始まりました。

明けましておめでとうございます。

 

また、今年もウィーンフィルのニューイヤー

コンサートを聴きました。

 

指揮者は、ダニエル‣バレンボイム

 

とても、ヒューマンな方で、3年前の

東日本大震災が起きた直後に、

ウィーンで復興演奏を

ウィーンフィルと共に行った方で、

 

世界の平和や、人と人とのつながりを

大事にされるヒューマニストとしても

有名です。

 

今年のコンサートは、その彼の情が

乗り移ったかのように熱い演奏会

だった印象があります。

 

ユダヤ人だけあって、中東にも目を向け、

『エジプト行進曲』を取り上げ、その中に

楽器演奏の休みの人に歌を歌わせた

演出をしてみたり・・・・・・ただ、楽しさ

だけでなく、情を感じる演出を加えて

いました。

 

2011年、2013年と最近立て続けに

2度タクトを振ったヴェルダーメストとは

対照的に、タクトを上下に大きく振り、

時には、表情豊かに思いを込めた

顔で指揮をするのが特徴です。

 

それだけに、今回は、音の強弱が

見事でした。弱くする音は、徹底して

弱くする。蚊の鳴く声のように

弱くする。普通の楽団だったら、

音を上げていたでしょう!?

メリハリを相当きかせた演奏を

要求されるようで、演奏者にも

高度な技術が要求されると

感じました。

 

特に、後半えんそうされた

『ウィーンの森の物語』では、

映画『第3の男』の主題曲にも

登場したチターの独奏が

ありましたが、ここでも、チターに

すごく弱い小さな音で演奏するよう

彼は要求していたようです。

演奏者も苦労されたと思いますが、

それだけに、チターの音に

耳を集中して聴くよう誘導された

とも言え、演出家、バレンボイムの

片鱗を見せてくれました。

 

ヴェルダーメストとウィーンフィルの


関係のような「あうんの呼吸」とは

行きませんでしたが、外国人が

タクトを振るには、どれだけ自分の

主張を通せるかが勝負だと

感じました。

 

それでも、伝統の”高いピッチの音”、

それに楽団員全体で音を溶け込ませる

技術はさすがです。

響きあう関係は、ここでも

生きています。


アンドレ・ギャニオン「めぐり逢い」トヨタCM

2013-10-16 20:45:16 | 音楽の魅力

日々テレビをご覧になっている方は

ご存知だと思いますが、自動車の

トヨタが配信している

ハイブリッド車のCM。数々の

名優さんが登場し、ショート

ストーリーでなごませて

くれていますが、

ここで挿入されている曲が、

『めぐり逢い』です。

カナダの作曲家兼ピアニスト、

アンドレ・ギャニオンという方が

作ったとか・・・・。

とてもやさしいメロディで

癒されます。

どこか懐かしい場所へ

戻ったり、

どこか懐かしい人に

会ったりした感覚に

浸れます。

うっとりした世界に

引き込まれて、

自分が涙もろくなった

錯覚を起こして

しまいそうでした。

郷愁を感じる曲です。

ピアノの鍵盤から

つまびかれる甘美で

柔らかい音は

素晴らしいものです。

耳に心地いいし、

快感が残ります。


四季 ヴィヴァルディ より ”秋”

2013-08-27 17:22:37 | 音楽の魅力

立秋を過ぎても暑い日が続いて

いましたが、さすがに朝夕は

涼しくなってきました。

立秋といえば、8月7日くらい

ですが、その後は、赤とんぼが

飛んだり、どことなく秋の気配が

忍び寄るものでした。

ところが、近年の高温化した8月、

9月。しかも日本は高湿度ときて

います。とても秋の気配なんか

感じられないよ・・・・と感じる

方も多かったと思いますが、

年々微細になりつつも、立秋を

過ぎると秋の気配は訪れています。

それは、実は有りがたいことだと

思います。

空を見上げれば、はけでかいたような

”いわし雲”や魚のうろこが集まった

ような”うろこ雲”を見受けられる

ようになっていました。

それと、蝉の死骸が散見でき、

ヒグラシも寂しげに鳴いていました。

このまま真夏状態が続いたら

困るなぁ、と感じていたところ

だったので、今朝の爽やかな風

にはほっとしました。

秋の気配と言うと、音楽では、

ヴィヴァルディの四季より

”秋”が代表作でしょう。

ヴィオラやチェロのハスキーな

音色に支えられた主旋律。

味があります。意外にも

ポップな感じでイントロが

始まり、哀愁というよりも

収穫の秋をヴィヴァルディは

イメージしたのでしょうか!?

農民の喜んでいる姿が

浮かんでくるノリの良さを

感じます。

ほのぼのと収穫に感謝する

農民たちの心と、秋の

穏やかな自然を連想させて

くれる音楽で、心が

豊かになってきます。

ちょっと違った視点から

”秋”というシーズンを

味わうのにベストな曲

だと感じました。


酷暑の時に聴くモーツァルト

2013-08-18 09:32:42 | 音楽の魅力

酷暑、猛暑、激暑・・・・・・・・・

立秋を過ぎても本当に暑いですね。

残暑お見舞い申し上げます。

こんなに暑い日が続くと、氷、スイカ、

アイスなど欠かせませんが、

心のけだるさ、集中力の欠如は

癒せません。

そこで、暑さ対策にいい心地いい

音楽を紹介します。

それは、モーツァルト作、

ピアノソナタ13番です。

第1楽章は、特におすすめです。

ピアノの鍵盤が氷の上で

すいすい滑っているような

快感を味わえます。

何せ、音の流れがとても

滑らかで、音自体もソフトなんです。

氷の上でソフト、すいすい!!

涼しさを感じます。

言葉で表現するのは限界が

あるので、聴くのが一番なのですが、

とにかくピアノの音の響きも

実に軽やかで、どこまでも

滑っていく感じ。ブレーキが

どこにもきいていなくて、自由

なんです。頭の中も心の中も

もやもやしたものが、すかっと

抜けてクリア感バツグンなのです。

試しに聴いてみてください。

また、第2楽章は、ゆったりして

いますので、こちらは、お昼寝

するのにピッタリな音楽では?

休日の昼下がり、この第2をかけたら、

すぐにすやすや・・・・となるでしょう。

これで体の疲れも吹き飛びそう!

外出は極力控えて、熱中症対策と

いきますか。

 


月を愛でる心と音楽、そして自然・・・

2013-07-28 08:53:22 | 音楽の魅力

昨夜は東京都内でゲリラ豪雨が発生し、

花火大会が中止になったり、コンサート

会場で倒れる人が出たり・・・・・・

自然の力って謎だし、怖いですね。

そういえば、最近夜空を見上げて

星や月をじっと見つめる機会が

うんと少なくなりました。

田舎だと空気がきれいで、満天の星が

きれいに近くに見える場所もありますが、

都会では、そんな風情も薄れて

きたようです。

日本には、伝統的に月見の風習が

ありますが、これは欧米にはないそうです。

少し早いのですが”中秋の名月””かぐや姫”

など、日本には、月にまつわる逸話や

習慣が多く残っています。

月を見ながら、おだんごを食べる習慣など、

外国人が見たら驚くかもしれませんね。

でも、そんな月ですが、クラシックでも

数々の音楽を生み出しています。

代表格は、ベートーベンの”月光”。

ちょっと寂しい曲ですが、とても

ロマンチックでありながら、心の中の

葛藤を表現している印象もあります。

有名な3連符の繰り返しによる

主旋律は、静かながら劇的な

ドラマを演出していて、血が騒ぐ

感じがけっこう出ています。

また、ショパンのノクターンも

有名です。これは、月に限った

ことではなく、夜想を表現!

小夜曲というくらいですから、

夜の静けさの中に自然の

美しさを感じたり、月の神秘を

愛でたり・・・・・またまた、色々な

感覚を呼び覚ましてくれます。

日本人には、月を愛でるDNAが

組み込まれているようですが、

外国人、特に芸術家にも、

夜空や月を鑑賞して感性を

研ぎ澄ます方も大勢いらっしゃる

ことは間違いないようです。

そんな月ですが、これは、

まさに自然界の神秘と言っても

いいと思います。潮の満ち干は、

月の引力の影響を大きく受けて

いるといいますし、出産は、

満月の日に多いとか・・・・。

全部が全部、当てはまらないに

しても、月と潮と出産という自然界の

神秘がつながっていそうだと

いうのは、不思議ですし、感覚的に

分かるような気がします。

”月経”という言葉もあります。

満月から満潮へ、そして生命の

誕生へ。片や、潮が引いていくときは、

息を引き取る人が多いとか・・・。

こんなつながりを見ていくと、

自然界のことなど、われわれは

微塵も知らないことばかりなどと

存在の小ささを実感してしまいます。

それだから人生が有意義なのかも

しれません。生を受け、限りある命。

たっぷりと楽しみ感動する術を

見つけ続けていきたいものです。

 

 

 


ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番

2013-07-11 20:16:28 | 音楽の魅力

梅雨が早くやってきたと思ったら、

脱兎のごとく去っていきました。

関東は、連日うだるような猛暑日が

続いています。湿度もそれなりにあり、

体にはつらい暑さですね。

皆様、体には充分に気をつけて下さい。

こんな猛暑日の夜は、

暑気払いできるような曲を

聴きたいものです。

私のおすすめは、ロシアの

名作曲家、ラフマニノフ。

今渦中にある、フィギュアスケートの

安藤美姫選手ではなく、

浅田真央選手が来年のソチ五輪で

演技のバック音楽に

ラフマニノフのピアノ協奏曲2番を

採用するそうです。

やはり寒い国の曲を猛暑日に

聴けば、冷涼感を感じ、

すずめそう。

この曲は、ラフマニノフの傑作と

言われ、第1楽章は”静”で、

第3楽章は”動”のイメージが

強く印象づけられます。

全体にけだるさはなく、大河の

ゆったりとした流れみたいな

大きなメロディを感じながら

聴けるため、せせこましくなく、

じめじめと体にくる

暑さとは対照的な音感です。

精神を病んでいた彼の

快癒のストーリーにも

聞こえてきますが、

第3楽章は、晴れやかで

スケールが大きいのが

いいですね。

体にずしんとこもった熱さが、

この透明感のある音に

よって体の外へ押し出して

くれるようで、まさに

暑気払い!!!

クーラーを利かした部屋で

1度聴いてみてください。

結構いけるかもしれません。


ノクターン2番 ショパン

2013-06-13 19:11:24 | 音楽の魅力

うだるような暑さに見舞われた西日本、

じとじと湿った雨が降り続く関東地方。

皆さん、熱中症には、くれぐれも

ご注意下さい。単純に気温が高い

ためでなく、気温と湿度の関係で

体に熱がこもりやすい状態になって

いる模様です。

さて、こんな不快な天候、株や為替の

乱高下に見舞われ、とまどう方も

多いのでは?私もそのひとりですが、

こんな時は、清涼感あふれる爽やかな

曲はいかがでしょうか?

おすすめは、ショパンのノクターン2番

です。CMでも何度も使われているので、

聴けばすぐに『あっ、あの曲だ』と

分かるはずです。

美しくロマンチックなメロディメーカー、

ショパンの傑作です。

”ノクターン”と言いますと、小夜曲と

いう邦訳になります。夜の風情を

愛でるような感覚で聴くための

ようですが、私はこの曲を聴くと、

逆に、爽やかな朝日が射す

朝を連想します。

柔らかな日差しの中で

カフェオレなど飲んでいる様が

似合うメロディに感じます。

それくらいソフト、ソフト・・・・

そして涼しげな感覚に

浸れます。

ぐっと背伸びをして今日の

始まりにエンジンをかけるのに

ぴったりだなぁ、と感じています。

ショパンの意図とは違いますが

・・・・・・。

でも、音を聴いたら、人それぞれの

感性でいろんなイメージを膨らませる

のもいいのでは、と思っています。

いらいらせずに、穏やかな気持ちに

なるには、こんな曲が

いいと感じています。

 


「フィガロの結婚」序曲 聴き比べ

2013-05-03 19:03:39 | 音楽の魅力

モーツァルトの有名なオペラ「フィガロの結婚」

の序曲はスピード感があって、好きな

曲の1つです。

この曲をカラヤン指揮のベルリンフィルと、

マリス・ヤンソンス指揮のウィーンフィルで

聴き比べてみたところ、面白いことに

気づきました。

男と女の駆け引きやトリックなど、

人生の厄介(?)なところで

ストーリーを作っているスピード感の

必要なオペラですので、

野暮ったいもったりした演奏では

興ざめなのですが、このふたりが

指揮するオケの演奏は、そんな

心配もなんのその、実に

シャープにスピード感のある

リズムで音を紡いでいます。

甲乙つけがたいほど素晴らしい

演奏なのですが、ベルリンフィルと

ウィーンフィルの演奏の違いが

浮き上がってくるのは、マエストロの

解釈の違い? それとも、伝統ある

2つのオケの演奏方法の違い?

のためなのでしょうか?

その明解な答えは分かりません。

でも、ベルリンフィルが

体力を振り絞って力尽きるくらい

フィナーレに向かって

どんどんテンポが速くなっていくのと、

対照的にウィーンフィルは、

音の連動とスピード感は

しっかり保ちながら、

どこか演奏に余力を残した

感じが残るんです。

別な言葉で表現するとすれば、

”剛”のベルリンフィル、”柔”の

ウィーンフィルの差を感じます。

この曲だけに関していえば、

個人的には、

カラヤンの指揮するベルリンフィル

の方が好きです。

情熱を感じるためです。

でも、原曲は、もしかしたら、

ウィーンフィルのような

演奏かもしれませんね。

人生の機微をどことなくサラッと

表現することで、客観的に

男と女のドラマを音で表現している

感覚が出るからです。

ここが聞き比べの面白さで、

指揮者の解釈が勝る演奏も

あり得ると感じています。

それにしても、繰り返しますが、

両者とも、とても

素晴らしい演奏なんです。

良かったら聴いてみてください!


気持ちが鎮まるアルビノーニの”アダージョ”

2013-04-11 19:54:56 | 音楽の魅力

今さらですが、音楽の持つ力を

信じています。

今日は、世界で最も美しい

のではないかと感じている

アルビノーニ作曲の

”アダージョ”について再び

書こうと思いました。

聴いていただければ、文字で

語るよりも、百聞は1回の

リスニングに如かず・・・・・で、

そのメロディの美しさが

分かると思います。

あっ、なるほど!と思える

くらいロングトーンの音の

連鎖は素晴らしいものが

あります。目を閉じて

聴けば、なつかしい情景が

浮かんできますね。

このロングトーンは、気持ちを

落ち着かせるのに効果的だと

いうのは、呼吸法から

ヒントを得ました。

最近では、さまざまな本で

「息を吸う時は、交感神経が

優位になり、息を吐く時は

副交感神経が優位になる」と

書いてあります。

こんな吸ったり吐いたりする

呼吸の際、吸う時間を長くし、

吐く時間も長くする。

いわゆるロングブレスだと、

特に吐く時間を長めにとれば、

精神がゆったり鎮まる

副交感神経の働きが高まり、

気持ちよく精神を集中できそうです。

この”アダージョ”の音楽に

合わせて、ロングトーンのブレスを

目を閉じた状態で実践してみますと、

美しい映像が浮かび、なおかつ、

精神が集中できます。雑念が

入らず、穏やかな気持ちに

なれるのです。

呼吸、姿勢、そして美しい

ロングトーンの音楽・・・・・

この3点セットは、気持ちを

リセットするのに格好の

ツールです。しかも、お金は

ほとんどかっかりませんし、

家で手軽にできます。

実は、私も昨日から、この

呼吸法を始めました。

長く続ければ効果が必ず

出ると信じています。

それには決して

飽きの来ない

美しい”アダージョ”

が助けてくれるでしょう。

 


B'z人気の理由

2013-04-03 20:01:52 | 音楽の魅力

ふたり組み、B'zの人気は

凄いものがありますね。

90年代から一世を風靡した

B'zの曲、コンサートには、

共感できるものが多々ある

と思います。

人気のわけは、いろいろありますが、

ボーカル兼作詞家の稲葉公司の

シャープなまなざしとスタイリッシュな

動作もさることながら、

曲のスピード感とのりの良さなど、

魅力がたっぷりですね。

でも、私が一番ひきつけられた

のは、歌詞の面白さです。

大ヒット曲『LOVE PHANTOM』

には、ぐいっと引き込まれる

歌詞がありました。

夢に向かい交差点を渡る

「途中の人」はいいね

この歌詞には、鳥肌が

立ちました。

交差点を渡る前でもなく、

渡り切った人でもない。

ユニークな視点が素晴らしい

ですね。この歌詞で、いろんな

ことを想像してしまいました。

そして、生き様も見えました。

各人各様の想像を膨らませれば

いいと思います。

こんな歌詞の持つ力・・・・・・B'zの

曲には、こんなメッセージを

組み込んだ曲が多いのでは?

それにこのメッセージを

おしゃれな視点でそれとなく

伝えている点が洗練されて

いると感じました。

これで、多くの人が共感

できるのでは?

もっともっと歌詞の持つ力を

見直してみたいと思いました。

ちなみに、これまでヒットした

曲の中から独断と偏見で

メッセージ性の強い曲を

選んでみました。

単に人生の応援歌ではなく、

生きるヒントを与えてくれる

メッセージソングです。

80年代

尾崎豊 「シェリー」

90年代

槙原敬之 「どんなときも」

2000年代

浜崎あゆみ 「Seasons」

良かったら、聴いてみて下さい。

 


”ホルン五重奏曲”のゆらぎ音

2013-04-01 20:38:45 | 音楽の魅力

昨日のブログで自然界の

ゆらぎ音について触れましたが、

クラシック音楽では、

モーツァルトの『ホルン五重奏曲』が、

そのf分の1のゆらぎ音を

体現しています。

リード楽器のホルンが、その

不規則と規則の連続性を

演じています。

ホルンの音色は、伸びやかで

牧歌的な響きがあり、

ほんわかします。

ちょっと生暖かい春の風が

吹いているかのような

音がして、眠くなって

きそうです(笑)。

それくらい神経が

リラックスしてくるの

でしょうか。

転寝にぴったりの曲だと

思います。

私たちは、日ごろから

気合を入れて頑張る

ことは無意識に行って

いますが、体も心も

休息させることは、意外と

へただと思います。

ちょっとでも”疲れたなぁ”と

感じたら、思い切って

休むことも大事だと

思います。

無理が続くと、体って

正直なもので、後で

疲労のつけが回ってきます。

だから、頑張った後は、

無理せず休む・・・・・・

これが明日の活力につながる

と感じています。

年齢と共に、段々無理

できなくなってくるのも

事実ですから(笑)。活発に

働いたり遊んだ後は、休む。

この切り替えを繰り返すことが、

自然なのではないでしょうか。


ヴィヴァルディの『春』が来た

2013-03-20 21:17:47 | 音楽の魅力

今日の春分の日、神奈川湘南へ

出かけてきました。

1つは、墓参り、そして桜の

開花を見に行くのが目的でした。

幸か不幸か、桜(ソメイヨシノ)の

開花は6分咲きというところでしょうか。

これからの三寒四温の天候で

満開がいつになるのか?

一気に今週末なのか、それとも、

もっと先なのか?微妙なところ

のように感じました。

春の訪れは間違いないのですが、

春の空は霞がちです。

杉花粉、煙霧、黄砂、PM2.5など

いろいろ話題の尽きない今日この頃

ですが、道端には、”つくし”も

伸び切り、春の雰囲気が漂って

います。そんな風景を見ながら、

バロック時代のヴィヴァルディの

組曲、四季より『春』の音楽が

耳に心地いい季節になってきたなぁ、

と実感できました。

春の陽気に誘われて、ひばりの

鳴き声、小川のせせらぎ、暖かい風、

もんしろ蝶の飛来など、風情が

豊かなシーズンになってきました。

『春』を聴いていますと、この明るい

日差しの中で、生命の息吹が

躍動している感じが上手に表現

されていて、気持ちも

高揚します。

植物が芽吹き、動物が躍動

し始める季節にぴったりはまる

音楽だといつも感心しています。

これで、空気がもっとフレッシュだと

気持ちいいのですが・・・・。

それにしても、今年はこれから

どんな年になるのでしょうか?

毎年思うのですが、まったく

予測がつきませんね。

桜が満開になり、

すぐに散っていくように、

変化の激しい年に

なるのでしょうか?

 


♪花は咲く♪ 震災復興の歌

2013-03-14 20:07:13 | 音楽の魅力

今日は、ゴルフのブログを書こうと

思っていたのですが、今NHKテレビを

観ていましたら、震災復興の歌として

♪花は咲く♪が紹介されていて、急遽

音楽について書いてみたくなりました。

音楽の力って何だろう?と普段から

考え感じたことはありますが、

日常会話の言葉では表現できない

音と歌詞には心を揺さぶる魅力が

あると改めて感じました。

例えば、初対面で会った人に

対し、最初は会話はそんなに

はずまないと思います。

でも、一緒に歌を歌ったりして

いるうちに、互いに気がなごんできて

互いのなごんだ表情に

親近感を感じ、心を

開き始める・・・・・そんな魅力も

あると思うのです。

今回放映されています

♪花は咲く♪という名曲は、

昨年大晦日に紅白歌合戦でも、

東北出身の有名人が何人も

出演して心のこもった声を

披露してくださいました。

震災や津波で荒れた地には、

もう花は咲かないと思っていたら、

突然、美しい花が咲いてしまう。

素晴らしい歌詞ですね。

希望の光の象徴として花を

テーマに書かれた曲ですが、

この曲にも作った方の思い、

それを歌う方の思い、そして

それを聞く方の思い・・・・・・

これらは、1つじゃないかもしれません。

ひとりひとり感じ方が違うからですが、

でも、希望が実現することを

信じたい・・・その強い思いは

同じだと思います。

その思いを1つにして、喜びを

分かち合える曲だと

感じます。

この曲を何度も聞き、涙を

流された方は相当多い

のではないでしょうか。

でも、嬉しさが湧いてきた

時の涙はストレスがとれ、

元気になっていけると

思います。

こうやって感じたことを

感じたまま書いてみましたが、

音楽を通じて絆ができる。

これは、真実ですね。

昔から、クラシックの大家と

呼ばれる作曲家は、自分の

苦しみを素材に、それを

打開するための音楽を

作り続けてきたのでは?

苦しみがあるから、喜びが

待っている。その2つの

相反する感情や状況の

橋渡しをしてくれるのが

音楽ではないでしょうか。

だから、昔から連綿と

困った人の元へ

チャリティでコンサートに

出かけるアーティストが

多いのでしょうね。


タンホイザー序曲 by ワーグナー

2013-03-10 19:29:32 | 音楽の魅力

今年は、作曲家ワーグナーが亡くなって

から200年になるそうです。

没後200年の記念コンサートやオペラ

上演も各地で予定されているようですが、

彼の作った中でタンホイザーの序曲に

注目してみました。

この序曲は、個人的には、非常に

”ドイツ的”な雰囲気がぷんぷんして、

勇壮な感じがとても印象的です。

”ドイツ的”とは?

それは、1つには、ハーモニーの

厚みではないかと思います。

この曲は、最初、金管楽器の

ファンファーレで始まりますが、

途中から主旋律に加えて、

弦楽器群による第2主旋律

ともいえる、メロディの波が

重なります。

和声の妙なのでしょうか?

ゆったりした音の流れの中で、

2つのメロディでハーモニーを

奏でながら厚みを持たせる。

この厚みがドイツらしい勇壮感

につながっていると思うのです。

私が聴いていて

ぞくぞくする感じが湧いてくる

のは、ここなのでしょう。

これは、オーストリアのシュトラウス

一家が作ったワルツや、モーツァルト

のオペラ序曲(フィガロやドン・ジョバンニ

など)とは、曲想が随分違います。

上記オーストリア人は、

音のつながりを

重視しているのか、

和声よりも

テンポや音の流れがとても

大事にされているような気がします。

比較されると、分かりやすいと

思いますが。

もしかすると、ドイツの作曲家は

あの大作曲家、バッハの影響を

色濃く受けているのかもしれません。