「高知ファンクラブ」 の連載記事集1

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魚梁瀬森林鉄道遺産 目次

2014-12-24 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産 目次

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・全体 に関する記事 

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・保存・活用する会の清岡会長と探訪取材に!

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・中芸地区の概要

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・本線(安田川線)の敷設について

①魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ①エヤ隧道
②魚梁瀬森林鉄道遺産・・・②バンダ島隧道
③④旧魚梁瀬森林鉄道施設・・・③オオムカエ隧道④明神口橋

⑤魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ⑤釜ケ谷桟道
⑥魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ⑥釜ケ谷橋と島石ピクニック広場
⑦魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ⑦平瀬隧道
⑧魚梁瀬森林鉄道遺産 ・・⑧五味(ごみ)隧道
⑨魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑨落合橋
⑩魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑩河口(こうぐち)隧道
⑪魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑪犬吠(いぬぼう)橋
⑫魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑫井ノ谷橋
⑬魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑬堀ケ生(ほりがお)橋
⑭魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑭二股(ふたまた)橋
⑮魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑮小島橋
⑯魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑯立岡(たちおか)2号桟道
⑰魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう)
⑱魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう)

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・ 長山橋脚
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・ 加茂(かも)隧道

 

魚梁瀬森林鉄道遺産 目次

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・全体 に関する記事 


国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー

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国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー

2014-12-24 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー

 

まんぷく交流会(オフ会)実施しました・・・23 中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会
まんぷく交流会(オフ会)開催のお知らせ6 「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の取組み

イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道
魚梁瀬森林鉄道遺産 重要文化財指定記念のシンポ開催
ひろめ市場 "ふるさとふれあいギャラリー"で魚梁瀬森林鉄道の企画展

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・加茂(かも)隧道
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・長山橋脚
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう)
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう)
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑯立岡(たちおか)2号桟道
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑮小島橋
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑭二股(ふたまた)橋
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑬堀ケ生(ほりがお)橋
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑫井ノ谷橋
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑪犬吠(いぬぼう)橋
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑩河口(こうぐち)隧道
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑨落合橋
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑧五味(ごみ)隧道
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ⑦平瀬隧道
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ⑥釜ケ谷橋と島石ピクニック広場
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ⑤釜ケ谷桟道
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 バンダ島隧道
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 エヤ隧道
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・本線(安田川線)の敷設について
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・中芸地区の概要
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・保存・活用する会の清岡会長と探訪取材に!

 

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・全体 に関する記事

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・全体 に関する記事

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

旧魚梁瀬森林鉄道施設 に関する記事

「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」
お問い合わせ
奈半利町教育委員会  TEL:0887-38-8188
北川村教育委員会   TEL:0887-32-1223
田野町教育委員会   TEL:0887-38-2511
馬路村教育委員会   TEL:0887-44-2216
安田町教育委員会   TEL:0887-38-5711

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・全体 に関する記事

ひろめ市場 "ふるさとふれあいギャラリー"で魚梁瀬森林鉄道の企画展
イラストで訪ねる懐かしの魚梁瀬森林鉄道
「旧魚梁瀬森林鉄道施設 重要文化財指定記念シンポジウム&見学会」のご案内
国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー


魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ①エヤ隧道

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ①エヤ隧道を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

 

安田町の重要文化財 安田川線 エヤ隧道

      場所は安田町別所エヤシマにある。

      全長は33,2mで川に沿って緩やかにカーブしている。

      トンネル断面は、路盤に対して側壁が垂直に立ち上がり、半円ボォールトのアーチが載る形式である。

 

 

      画像が曲がっていてすみません。

      内法(ないほう)3,540mm、内法幅3,045mm、路盤から(かさ)(いし)上端(じょうたん)までの全高5,295mmである。

      側壁は幅300mm長さ465mmの切石を7段、アーチの追石は要石(かなめいし)まで17石、いずれも布積で積み上げ、要石は5角形の(たて)型である。

      ウイングはアーチしたまで7石、アーチ下端(したはし)より笠石下端まで10石積み上げである。

      笠石を(高さ300mm)一列載せている。

      南北両側ともに、隅石右側の下から6石目に1の刻印がり、(ローマ数字でⅠ)安田川線最初の隧道である。

  

建設は田野~馬路間が開通した明治44年と考えられる。

 

 

 

もう一方はふさがっていました。

 

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 

①エヤ隧道

  

HN:お宝探検隊

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 エヤ隧道 に関する記事

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・全体 に関する記事 

魚梁瀬森林鉄道遺産 に関する記事

 


魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ②バンダ島隧道

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ②バンダ島隧道を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

安田町の重要文化財 安田川線 バンダ島隧道

 

 

 ●      場所は安田町与床バンダ島にあり、町道に利用されている。

●      全長は37,6mで緩やかにカーブしている。

●      内法高3,494mm、内法幅3,050mm、路盤から笠石上端までの全高5,275mmである。

●      側壁は幅280mm長さ340mmの石材を7段、アーチの追石は要石まで17石、いずれも布積で積み上げ、要石は5角形の盾(たて)型である。

●      ウイングはアーチ下まで7石、アーチ下端より笠石下端まで10石積み上げである。

●      笠石を(高さ250mm)一列載せている。

●      南側坑門の隅石右側の下から6段目に2の刻印がり、(ローマ数字でⅡ)安田川線2番目の隋道である。

●      建設は田野~馬路間が開通した明治44年と考えられる。

 

 

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 

 

②バンダ島隧道

 

 HN:お宝探検隊 さんの記事 

HN:お宝探検隊

魚梁瀬森林鉄道遺産 ②バンダ島隧道 に関する記事 

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魚梁瀬森林鉄道遺産 に関する記事


魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ③オオムカエ隧道

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ③オオムカエ隧道を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

●      場所は安田町小川オオムカエにあり、明神口橋の南に位置し、町道として利用されている。

 

建設は田野~馬路間が開通した明治44年と考えられる。

 

●      全長37,7mで、ほぼ直線である。

●      北抗門は岩盤の切り抜きの隋道であったが、現在はコンクリートで補強されている。

●      内法高3,790mm、内法幅3,060mm、路盤から笠石上端までの全高5,375mm、

●      側壁は石材を6段、アーチの追石は要石まで14石、いずれも布積で積み上げ、要石は5角形の盾(たて)型である。

●      ウイングはアーチ下まで6石、アーチ下端より笠石下端まで9石積み上げである。

●      笠石を(高さ280mm)一列載せている。

●      南抗門隅石右側の下から6段目に3の刻印がり、(ローマ数字でⅢ)安田川線3番目の隋道である。

 

 

IMG_3106-1.jpg

 

安田町の重要文化財 安田川線 

 

③オオムカエ隧道

 

HN:お宝探検隊

魚梁瀬森林鉄道遺産 ④明神口橋と③オオムカエ隧道 

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魚梁瀬森林鉄道遺産 に関する記事

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ④明神口橋 

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ④明神口橋を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

 

      安田町小川オオムカエにある鉄橋である。

 

 

 

      橋の全長は43,2m、幅4,640mm、全高は6,280mmである。

      大正元年に木造トラス橋として建設され、蒸気機関車の導入に伴い、昭和4年2月に鉄骨トラス橋に架け替えられた。(南口にプレートの取り付けがある)

      下路式のプラットトラスで、リベット、トラスの特徴を良くあらわしている。

下流から上がっていくと、山深い渓谷に真っ赤なトラス橋が映える印象的な景観が目にはいってくる。周辺の自然環境にも溶け込んでおり、林鉄を代表する遺産である。

 

 

 IMG_3106-1.jpg

  

 

安田町の重要文化財 安田川線 明神口橋

 

HN:お宝探検隊

魚梁瀬森林鉄道遺産 ④明神口橋と③オオムカエ隧道 

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・保存・活用する会の清岡会長と探訪取材に!

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

9月23日、魚梁瀬森林鉄道遺産・・・保存・活用する会の清岡会長と探訪取材に行くことが出来ました。

安田町の「味工房 自然(じねん)」で10時に待ち合わせて、

高知市からは情報発信力の高い根木さんや、地元出身でボランティアリーダーの浜氏さん、ボランティアで石積み等に関心をお持ちの河本さんなど5名が参加しました。

中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長(馬路村村議会議長)は、お忙しい中を7時間に及んで、全区域をご案内いただきました。

今後シリーズで、みなさんもご案内させていただこうと思います。

 

中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長

安田町の「味工房 自然(じねん)」で10時に待ち合わせて、

高知市からは情報発信力の高い根木さんや、地元出身でボランティアリーダーの浜氏さん、ボランティアで石積み等に関心をお持ちの河本さんなど5名が参加しました。

 

 

 

"大きなお宝・森林鉄道"に魅了された一日でした。

(根木さんが発信した「たからちゃんネット」メーリングリストから抜粋しました)

昨日は、中芸地区の「森林鉄道跡」を訪ねました。馬路村の清岡博基さん(遺跡保存会会長)

の案内のもと、安田町から馬路村、北川村、奈半利、田野町まで 約7時間の行程。
 
いつもは、坂本さんと二人旅ですが、昨日は、総勢6人でした。今回お誘いしたひとり・地元出身のボランテイア仲間でもある浜氏さんは、少年のころからの「鉄道利用者」であり、また鉄道を利用して、
植樹などの「アルバイト」も経験された方です。ピッタリの方が、同行してくれました。
 
昔のことを語る、浜氏さんの記憶力抜群なのにもおどろかされましたが、訪問するうちに、
昔の自分に戻るらしく、少年のようにその顔が、かがやいてみえました。
 
 森林鉄道遺跡は、「古くは、約100年前の遺跡」です。トンネルや橋、などが残っています。
アーチ形に組まれた、石でできたトンネルなどは、全然狂っていません。
 
セメント・コンクリートのなかった時期をはさんでこれだけのトンネルや橋などを残した
土佐の先人に頭が、下がる思いがしました。
 
 頭の中にいろいろな思いが、めぐって、整理できてませんが・・・、
 
        ①森林鉄道(遺跡)の記録をキチンと後世に残す
        ②東部地域・高知県の大きな「お宝」としての位置付け
        ③東部地域の山にあった「森林」資源の解明から私たちの学ぶもの
        ④森林産業史、としてまとめておく 
                           ・・・など、こんなことを考えました。
 
 現実に戻ると・・・、
 
   ○ガイドさんを養成して、キチンと遺跡のことを伝える
   ○間伐隊を組んで、遺跡周辺や道路周辺の整備から始めて、
    より魅力ある地域にする
 
        ・・・など、話がでました。
今回同行の間伐隊仲間の河本さんは、"今からでもやりまっせ"、といった感じです。
ピッタリの仲間が、同行してくれました!
 
 映画やテレビのロケーション場所、としても遺跡周辺は、最高の場所です。
私が「監督」なら、トンネル・森・川・橋を背景に撮ってみたいですね。脚本も書けそうです。
 
 
 
  

HN:お宝探検隊

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・中芸地区の概要

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・中芸地区の概要

「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長(馬路村村議会議長)が作成中の、魚梁瀬森林鉄道「観光ガイド説明資料」(案)から紹介させていただきます。

中芸地区の概要について

l         中芸地区は、海岸部の3町と山間部の2村の5つの町村からなる地区である。

l         人口は5カ町村の総人口が1万3千人前後である。

l         産業は農林水産業が主産業で、農業では、平野部では施設園芸等の野菜栽培が盛んである。また山間部では、ゆずの栽培が盛んである。近年はユズの加工製品が大きな産業となっている。

l         林業については、温暖多雨の気候が、樹木の生育に大変適し地方で「ヤナセ杉」に代表される良材が産出され、林業がこの地区の主産業であった。

しかし林業の衰退によって、現在はその地位を明け渡している状況にある。

l         馬路村、北川村の90%以上が山林で、その中でも国有林の占める割合が非常に高い。

l         馬路村では96%が山林で、そのうち75%が国有林である。

山内家の藩有林であったヤナセ諸山19,400町歩が明治2年に版籍奉還によって国有林となり、この山の木を搬出するため、国の直轄事業で森林鉄道が敷設された。

 

魚梁瀬森林鉄道の距離はどれくらいあったのか。

・     総延長は(支線を合わす)約250キロメートル近くあった。

・     本線総延長84キロメートル

・     田野~馬路21.234km

・     馬路~魚梁瀬16.755km

・     魚梁瀬~石仙3.601km

・     立岡~奈半利3.007km

・     田野~二股24.309km

二股~釈迦ケ生14.490km

 

    「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」発行のガイドマップより
 

 

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・本線(安田川線)の敷設について

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・本線(安田川線)の敷設について

1909(明治42)

●      日本で最初の本格的な森林鉄道は、青森県津軽森林鉄道である。同年秋田県の能代地方に仁鮒森林鉄道・大館地方に長木沢森林鉄道が敷設されている。

 

●      高知県における森林鉄道は、安田川沿いと奈半利川沿いのルートが候補に上がったが、奈半利川沿いの国有林が明治32年の国有土地森林原野下(さげ)戻(もどし)法の施行にともない係争の対象になったため、魚梁瀬~釈迦ケ生~久木~馬路~田野のルートが選択された。

(安田川流域より奈半利流域に出るためには、(1)分水嶺(ぶんすいれい)の(分水界となっている山脈)甫子(ほうじ)ケ(け)峠に久木隧道を貫く必要がある(2)馬路村東川より久木隋道までの3キロの間が1/33の急勾配になる(3)久木隋道より釈迦ケ生に至る4キロが逆勾配になる。という運材上重大な隘路(あいろ)を抱えていた)

 

1908(明治41)

●      田野村~安田村~馬路~魚梁瀬までを国有林産物運搬施設として林道開設の調査が始まる

 

1911(明治44)

●      田野~馬路間竣工(明治43年着工・44年完成)

  総延長21.234m、10kg/mレール、平均勾配11.8パーミル、

最大勾配25.0パーミル 最小半径36.4m

 

1915(大正4)

●      馬路~魚梁瀬間竣工(大正元年工事開始)

総延長16,755m 10kg/mレール、馬路~久木間勾配平均13.7パーミル、

最大勾配31.3パーミル 久木~釈迦ケ生間は逆勾配で平均勾配8.3パーミル、最大勾配13.3パーミル 最小半径21.8m

 

1917(大正6)

●      魚梁瀬~石仙間竣工(大正5年工事開始)

総延長3,601m 9k/mレール、平均勾配9.0パーミル、

最大勾配10.0パーミ 最小半径28.2m

 

    「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」発行のガイドマップより
 


 

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ⑤釜ケ谷桟道

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ⑤釜ケ谷(かまがたに)桟道を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

  

対岸から見るために、「島石ピクニック広場」へ吊り橋を渡っていきました。

安田川の素晴らしい景観を眺めながら、釜ケ谷桟道が見える場所へと・・・

 

  トイレもあり、整備された「島石ピクニック広場」も魅力ある施設でした。

      安田町島石にある石造アーチ橋である。

      全長12,3m、幅5,000mm、橋脚最下部からの高さ8,200mmである。

      追石は丁寧な江戸切を施し、拱背線はアーチに沿って丸く仕上げ、要石は五角形の盾型である。

      開通当初は木造トラス橋として建設、その後機関車の導入により昭和2年に石造アーチ橋に架け替えられた。(欄干親柱「釜ケ谷桟道、昭和2年4月改修とある」

アーチ内に、巨岩が埋め込まれたような迫力があり、路線上でも屈指の景観を誇っている。

安田町の重要文化財 安田川線 ⑤釜ケ谷(かまがたに)桟道()

 

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ⑥釜ケ谷橋と島石ピクニック広場

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ⑥釜ケ谷(かまがたに)橋と島石ピクニック広場を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

 

  

対岸から見るために、「島石ピクニック広場」へ吊り橋を渡っていきました。

安田川の素晴らしい景観を眺めながら、釜ケ谷桟道が見える場所へと・・・

  

「島石ピクニック広場」には、野外活動・キャンプなどが出来る施設になっていました。 

 広場の中には、 大きい樹木に囲まれて、立派な神社がありました。

 

 

 

 

       釜ケ谷桟道のすぐ上流にある鋼ガーター橋である。

      この橋は開通当初は木造トラス橋として建設、その後機関車の導入により大正15年プレートガーダー橋に架け替えられた。

      鋼製単一形橋桁で、橋長12,3m、谷川の川下側に架かる桁は森林鉄道時代のものである。

 

 

安田町の重要文化財 安田川線

 ⑥釜ケ谷(かまがたに)橋と島石ピクニック広場

 

HN:お宝探検隊

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安田町が造った"島石の語り伝え"の記念碑?には野口雨情作の歌詞が記されていました。根木さんに教えてもらって気が付きました。雨情は日本全国で多くの地方民謡(ご当地ソング)を作っています

 

 

 

 


魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線  ⑦平瀬隧道

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ⑦平瀬(ひらせ)隧道を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

      安田町と馬路村の境界にある隋道である。

 全長は71.4mで緩やかにガーブしている隧道の中には、小さなコウモリが飛んでおりました。また、機関車から吐き出されたと思われる黒いススが上部壁面に着いているのがくっきりと見えました。 

 

 

   建設は田野~馬路間が開通した明治44年と考えられる。

  

馬路村内の重要文化財 安田川線 ⑦平瀬(ひらせ)隧道()

 

HN:お宝探検隊

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑧五味(ごみ)隧道

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ⑧五味(ごみ)隧道を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

●      馬路村への入口とも言える馬路橋の袂にある。

●      この隧道を抜けると馬路に帰ったと実感できる思い出深い隋道であった。

●      廃線になった時、トンネルの上が車道になったため埋め立てられたが、平成9年に思い出深い隋道であることから、北坑門の一部の埋立てを取り除いた。

●      北坑門(村への出口)5.5mが残されている。(全長36,5mあった)

 

●      内法高3,940mm、内法幅3,025mm、路盤から笠石上端までの全高5,372mmである。

●      側壁は石材を6段、アーチの追石は要石まで16石、いずれも布積で積み上げ、要石

(楔(くさび)石(いし))は5角形の盾形(たてかた)である。

●      ウイングはアーチ下まで6石、アーチ下端より笠石下端まで11石積み上である。

●      坑門上部は笠石が設けられている。

●      南側は埋め立てられているが、隧道端の一部が見られる。

●      安田川線、川下より7番目の隋道である(上から2段目隅石横面にⅦの刻印)

建設は田野~馬路間が開通した明治44年と考えられる。

 

 

 

 

上の部分の石組は当時のもので、今なお大水のときもしっかりと支えている。

 

すぐ上流の建物は、"ゴックン馬路村"の馬路村農協の施設です。

 

馬路村内の重要文化財(附けた)安田川線 ⑧五味(ごみ)隧道()

 

HN:お宝探検隊

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑨落合橋

2010-12-06 | 魚梁瀬森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ⑨落合橋を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

 

       馬路温泉のすぐ上流にある橋である。

 

 

  • 橋桁の鋼材の側面に「大正14年株式会社横河橋梁製作所大阪工場製作」銘板がついており、当初木造橋であったものが、大正14年に鋼ガーダー橋に架け替えられ、昭和38年の廃線後、鋼材の桁を追加補強して車道になっている。
  • 橋を渡ってところに製材(農協・農村工業場)があり、引込み線を設け、木材の搬入、製品の出荷等を森林鉄道で行っていた。
  • 東川地区や落合地区の生活道になっていた。

 

橋の中央に石積の橋脚がある。(昭和50年の台風で国有林材が大量に流され、県道が寸断される災害があったが、これにも耐え現在に至っている)

 

  • 鋼ガーダー橋で、橋長は37m,ある。
  • 橋の建設は大正4年の馬路~魚梁瀬間開通時頃と考えられる

 

 

  

  

馬路村内の重要文化財 安田川線 ⑨落合橋

 

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